アコースティックギターを始めるときに必要なもの一覧

アコースティックギターを始めるには、ギター本体以外にもいくつか揃えておきたい道具があります。初めての方が安心してスタートできるよう、必要なアイテムや選び方のポイントについてご紹介します。
アコギ本体と選び方のポイント
アコースティックギター本体は、見た目や予算だけでなく持った時の感触や音の違いも選ぶポイントになります。初心者の場合、最初から高価なものを選ばなくても十分です。ただし、あまりにも安価なギターは弾きにくかったりチューニングが安定しないこともあるため、1万円台後半から3万円台程度の入門モデルがおすすめです。
ギターを選ぶときは、実際に手に取ってみて持ちやすさやネック(指板部分)の太さを確認すると安心です。お店でスタッフに相談したり、友人に付き添ってもらうのも良い方法です。見た目だけではなく「自分にとって扱いやすい」かどうかも大切なポイントになります。
初心者におすすめの必須アクセサリー
アコースティックギターを始める際には、本体以外にもいくつかのアクセサリーを揃えておくと快適に練習できます。特に初心者におすすめしたいアイテムは以下の通りです。
・ピック:弦を弾くための道具で、形や厚みで弾き心地が変わります。最初は数種類セットで試すのがおすすめです。
・チューナー:ギターの音を正しく合わせるために必須です。クリップ式が手軽で人気です。
・予備の弦:弦は切れることもあるので、交換用を用意しておくと安心です。
・カポタスト(カポ):曲によって使うことがある道具で、初心者セットに含まれていることも多いです。
これらはまとめて初心者セットとして販売されていることも多いため、上手に活用しましょう。
予算の目安と必要経費の考え方
アコースティックギターを始める際にかかる費用は、ギター本体だけではありません。初期費用の目安を把握しておくと、準備もしやすくなります。
一般的な初心者向けアコギセットの例を表にまとめました。
項目 | 価格の目安 | 補足 |
---|---|---|
アコギ本体 | 15,000~30,000円 | 初心者用モデル |
アクセサリー(セット) | 3,000~7,000円 | ピック・チューナー・カポ等 |
替え弦 | 500~1,000円 | 予備として |
このほか、楽譜や教則本を購入したり、上達してから追加でグッズを揃えることもあります。無理のない範囲で、必要なものから揃えていくことが大切です。
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あると便利なアコギ関連グッズ

基本のアイテム以外にも、アコースティックギターの練習や保管を快適にする便利なグッズがあります。より良い環境を整えるための関連グッズについてご紹介します。
ケースやスタンドの役割と必要性
ギターケースとスタンドは、ギターを安全に保管するために役立つアイテムです。ケースには持ち運び用のソフトケースと、より丈夫なハードケースがあります。自宅で練習するだけの場合は軽くて扱いやすいソフトケースで十分ですが、外出先に持っていく機会が多い方や長期保管の場合はハードケースを選ぶと安心です。
ギタースタンドは、ギターを立てかけておくための道具です。壁や家具にもたれさせるより安定し、倒れる心配が減ります。また、すぐ手に取れる場所に置けるので練習のモチベーション維持にも役立ちます。置き場所に余裕があればスタンドの利用をおすすめします。
練習効率を上げるメトロノームや譜面台
アコースティックギターの練習をより効率的に進めるためには、メトロノームや譜面台が便利です。メトロノームは一定のテンポを刻んでくれる機械で、リズム感を身につける助けになります。最近ではスマートフォンのアプリでも利用できるため、まずはアプリで試してみても良いでしょう。
譜面台は楽譜を見ながら練習する際に欠かせないアイテムです。本やスマートフォン、タブレットなどを安定して置くことができ、正しい姿勢で演奏しやすくなります。折りたたみ式の譜面台は軽くて持ち運びも簡単なので、外部での練習時にも便利です。
メンテナンスを楽にするアイテム紹介
ギターの手入れを簡単にするメンテナンスグッズを用意しておくと、長く良い状態で使い続けられます。たとえば専用のクロスや指板クリーナーは、普段の拭き掃除や弦の交換時に役立ちます。ほこりや汗をそのままにしておくと、ギターの劣化につながるためこまめなクリーニングが大切です。
また、弦を簡単に外すためのストリングワインダーや、弦の切断に使うニッパーもあると便利です。これらのアイテムは小型なので、ギターケースに入れておくと必要な時すぐに使えます。必要に応じて少しずつ揃えていくのがおすすめです。
アコギを長く楽しむためのメンテナンス方法

アコースティックギターを長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。ここでは具体的な手順や気を付けたいポイントを紹介します。
弦交換に必要な道具と手順
アコースティックギターの弦は、使っているうちに音が鈍くなったり切れてしまうことがあります。定期的に弦を交換することで、良い音を保つことができます。弦交換には以下の道具が必要です。
・新しい弦
・ストリングワインダー(巻き取り器)
・ニッパー(弦を切る用)
交換手順の基本は、まず古い弦を緩めて外し、ブリッジ(本体下部)からピンを抜いて弦を取り外します。次に新しい弦をブリッジに差し込み、ピンで固定しながらペグ(ヘッド部分)に巻きつけていきます。最後に余った弦をニッパーで切り、チューニングを合わせて完了です。初めての場合は動画やイラスト入りの解説を参考にすると分かりやすいです。
ギターをきれいに保つためのクリーニング用品
ギター本体や弦の汚れは、演奏性や耐久性に関わります。専用のクリーニングクロスやポリッシュ剤を使うことで、手軽にきれいな状態を保てます。クロスは柔らかくて細かなほこりをしっかり拭き取るタイプを選ぶと良いでしょう。
とくに弦に付着した汗や皮脂はサビの原因となるため、演奏後に簡単に拭く習慣をつけることをおすすめします。また、指板の汚れには専用のクリーナーやオイルを少量使ってケアすると、乾燥やひび割れを防ぎます。
保管時に気を付けたいポイント
アコースティックギターは湿度や温度の変化に弱い楽器です。長期間使わない場合や季節によって、保管方法に注意が必要です。直射日光の当たる場所や暖房の風が直接当たる場所は避け、なるべく温度・湿度の安定した場所に置きましょう。
また、乾燥が強い季節にはギター用の湿度調整剤をケース内に入れると、割れや反りを予防できます。逆に湿度が高すぎる時は、除湿剤を使う方法もあります。壁に立てかけておくと倒れるリスクがあるため、ケースやスタンドを活用して安全に保管することが大切です。
アコギ初心者が知っておきたい練習のコツ

ギター初心者の方が上達を実感するには、正しい練習方法や目標の立て方が大切です。ここでは独学でも続けやすい学び方や、よくある疑問についてまとめます。
独学に役立つ教則本や動画の活用法
独学でアコースティックギターを学ぶ方は、教則本や動画を活用すると効率良く習得できます。教則本は基礎から応用まで順を追って学べるので、一冊持っておくと便利です。写真やイラスト付きの本を選ぶと、手の形やコードの押さえ方が分かりやすいです。
YouTubeなどの動画サイトでは、実際の音や動きを確認しながら練習できます。ゆっくり再生したり、繰り返し見直せるのも動画のメリットです。自分の苦手な部分だけを集中的に練習できるコンテンツも多いので、必要に応じて組み合わせて使うと良いでしょう。
挫折しないための目標設定と練習法
ギターの練習を続けるコツは、小さな目標を立てて一歩ずつクリアしていくことです。いきなり難しい曲に挑戦するのではなく、「1週間で3つのコードを覚える」「好きな曲のワンフレーズを弾けるようにする」といった具体的な目標が効果的です。
また、短時間でも毎日ギターに触れる習慣をつけると、指の動きが安定しやすくなります。練習スケジュールを決めたり、成長をメモしておくことで達成感も得られます。完璧を求めすぎず、自分のペースで進めることが長続きの秘訣です。
よくある悩みとQ&A
初心者が感じやすい悩みについて、Q&A形式でまとめました。
質問 | 回答 |
---|---|
指が痛いのはどうしたらいい? | 毎日少しずつ弾くことで指先が慣れてきます。無理せず休憩も大切です。 |
コードがきれいに鳴らない | 指の押さえる位置や力加減を確認し、ゆっくり練習すると改善します。 |
チューニングがうまくできない | クリップ式チューナーを使うと簡単に合わせやすくなります。 |
練習中の悩みは多くの人が経験します。焦らず、一つずつ解決していくことが大切です。
まとめ:アコギを始めるために必要なものと基礎知識を身につけよう
アコースティックギターを始めるためには、本体やアクセサリーの選び方、日々のメンテナンス、効率的な練習方法といった基礎知識を知っておくことが大切です。今回ご紹介した内容を参考に、無理のない範囲から道具を揃え、自分のペースで上達を目指しましょう。
音楽の楽しみは一人ひとり違います。小さな一歩を積み重ねることで、アコギのある生活をより豊かなものにしていけます。継続することを大切にして、楽しくギターと向き合っていきましょう。
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