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ギターとベース、始めるならどっちが続けやすい?楽しさ・練習量・機材で選ぶ実用ガイド

ギターとベース、どちらを選ぶかで迷う人は多いです。音楽経験や好み、生活リズムによって向き不向きが変わるため、続けられるかどうかを基準に選ぶのが大切です。ここでは楽しさや実用面、機材や練習法までをわかりやすく比べていきます。自分に合う楽器を見つける手助けになるよう、ポイントを整理して紹介します。

目次

ギターとベースを始めるなら続けやすい方を選べば挫折しにくい

まずは楽しさが続くかを優先する

音楽を続ける上で一番大事なのは楽しさです。好きな曲を弾けることや、音が出せて気持ちが高まることが継続の原動力になります。最初は簡単なフレーズやコードを弾くだけでも満足感が得られる楽器を選ぶと良いでしょう。

楽しく感じるポイントは人それぞれです。手が小さい人や指の力に自信がない人は弦が細めで押さえやすいギターや、ネックが細いモデルを選ぶと負担が少なくなります。一方で、低音が好きでリズムにのる感覚を大切にしたい人はベースのほうが合う場合があります。

始めたばかりのころは上達の実感がモチベーションにつながります。短時間でも弾ける曲やフレーズがあると続けやすいので、楽しさを感じられる楽器を選ぶことを優先してください。

弾きたい音や曲で決める

どんな音を出したいかで楽器を選ぶのは自然な方法です。メロディを前面に出したい、歌に合わせて演奏したいならギターが合いやすいです。ギターはコードを広げて伴奏したり、ソロでメロディを弾いたりできます。

一方で、楽曲の土台となる低音を担当したい場合はベースが向いています。ベースはリズムとハーモニーをつなげる役割が多く、曲全体のグルーヴを作る喜びがあります。好きなバンドやアーティストの音色を参考に、実際にその曲でどんなパートを担当しているかを見ると選びやすくなります。

聴いていて「自分もあの音を出したい」と感じるほうを優先すれば、練習のモチベーションも保ちやすくなります。

練習時間と生活リズムで選ぶ方法

生活リズムに合わせて練習しやすい方を選ぶと長続きします。ギターはアコースティックなら比較的手軽に練習でき、音量を気にせず短時間でも楽しめます。家での夜間練習が多い人には特に向いています。

ベースは低音が出るため自宅での音量調整が必要になる場面もありますが、電気ベースはヘッドフォンで練習できる機器が充実しています。短時間でリズム練習やフレーズの反復がしやすいのも特徴です。

移動時間や隙間時間が多い人は、持ち運びやすいミニギターや小型ベース、練習用の電子機器を検討すると続けやすくなります。

バンド参加を目指すならベースが選ばれやすい理由

バンド活動をしたい場合、ベースはメンバーとして迎えられやすい傾向があります。ベースは曲の骨組みを支える役割で、安定したリズムと低音があるとバンド全体の演奏がまとまりやすくなります。

ボーカルやギターが複数いるバンドではベースが不足しがちなので、誘われる機会が増えます。さらに、初心者でもリズムキープや簡単なラインを覚えればすぐに演奏に貢献できる場面が多いのも理由の一つです。

バンド向けの練習では合わせる経験が短期間で積めるため、対人での上達を求める人にとっては魅力的な選択肢になります。

弾き語りをしたいならギターが向く理由

歌いながら自分で伴奏したい場合、ギターは最も汎用性が高い楽器です。コードを押さえて弾き語りができるため、一人でライブやカフェ演奏をする際に便利です。アコースティックギターなら特別な機材が少なくても演奏を始められます。

ギターはコード進行で曲の雰囲気を変えやすく、表現の幅が広いのも特徴です。歌と同時にリズムを作ることができるため、ソロでの活動を希望する人には特に適しています。

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音的役割で比べるギターとベースの違い

弦の数と音域の違い

一般的にギターは6弦、ベースは4弦が主流で、音域が大きく異なります。ギターは高音域から中音域を担当し、メロディやコードの響きを出すのに向いています。弦の本数が多いため和音を鳴らしやすいです。

ベースは低音域を担当し、音は深く太く聞こえます。4弦ベースは低音のレンジをしっかり支え、バンドの土台を作ります。5弦や6弦のベースもあり、より広い音域をカバーするモデルも存在します。

音域の違いは演奏で果たす役割を分ける要因になるため、自分がどの帯域の音を担当したいかを考えて選ぶと良いでしょう。

メロディと低音の担当の違い

ギターはメロディを弾く楽器としても非常に使われます。ソロやリードパートで旋律を奏でることが多く、聴き手の耳に残るフレーズを作りやすいです。コードを重ねて楽曲の色付けをすることも得意です。

ベースは低音で曲全体を支える役割が中心です。メロディに直接耳を奪われることは少ないですが、適切なベースラインがあると曲全体のグルーヴや安定感が増します。曲の骨組みを支える重要なポジションです。

どちらが好みかは、前に出る音か裏方の支えかで判断すると選びやすくなります。

リズムの作り方と合わせ方

ギターはコードやアルペジオでリズムを刻むことが多く、表現の幅が広いです。ストロークで曲のテンポ感を出したり、カッティングで細かなリズムを加えたりできます。リズム隊と合わせる際はドラムとの掛け合いを意識すると良いです。

ベースはドラムと密接に連携してリズムの土台を作ります。キックと合わせて低音のアクセントを作ることで曲のノリが決まります。リズム感が重要なので、ドラムパターンを聞き分ける訓練が役立ちます。

どちらも他の楽器と合わせる力が求められますが、ベースは特にリズムへの意識が強く求められる場面が多いです。

コードプレイと単音プレイの差

ギターは和音を鳴らすことができるため、コードプレイが中心になります。コードを押さえて伴奏することで曲全体の調子を作れます。単音のソロも行え、表現方法が多彩です。

ベースは主に単音でラインを弾くことが多く、一本の音でメロディやリズムを表現します。単音でもハーモニーの動きを表現できるため、シンプルなフレーズでも曲に強い影響を与えます。

扱う音の数や目的が違うため、練習法や考え方も変わります。どちらのプレイが自分に合うかで選ぶヒントになります。

曲での存在感が変わる理由

ギターは耳に残るフレーズやソロで前面に出る機会が多く、聴き手に強い印象を与えやすいです。コードの響きやアルペジオで情感を演出できます。

ベースは直接的に注目されにくい一方で、楽曲全体の安定感やグルーヴを作る重要な存在です。良いベースラインは曲の雰囲気を大きく左右し、間接的に存在感を発揮します。

自分が目立ちたいのか、縁の下の力持ちとして支えたいのかで選ぶと、その後の満足度が変わります。

始めるときの機材と費用を比較して準備する

楽器本体の価格帯と選び方

ギターとベースの入門モデルは価格帯が似ており、数千円台の中古から数万円の新品まで幅があります。エレキとアコースティックで値段の幅も変わりますが、初心者向けのセットは手ごろな価格で購入可能です。

選ぶ際はネックの太さや弦の張り具合、ボディサイズを確認してください。実際に触ってみて弾きやすさを重視すると長続きしやすくなります。ブランドや見た目もモチベーションに影響するため、自分が愛着を持てるものを選ぶことをおすすめします。

予算に余裕があればプロのセットアップを受けると演奏性が向上しますが、最初は標準的な入門モデルで十分始められます。

アンプはどちらに必要か

エレキギターとエレキベースはアンプが必要になる場面が多いですが、最近はヘッドフォンで練習できる小型アンプやマルチエフェクターが充実しています。アコースティックギターはアンプが不要なことが多く、そのまま弾けるメリットがあります。

ベースは低音再生に強いアンプが望ましく、専用のベースアンプがあると深みのある音が出ます。ギター用アンプでも練習はできますが、音の特性が異なる点に注意してください。

静かな環境で練習したい場合はヘッドフォン出力や小型アンプを検討するとよいでしょう。

入門セットに含まれるアイテム

入門セットには本体のほか、チューナー、ストラップ、ピック、ケーブル、教則本やスタンドなどが含まれることが多いです。ベースセットも同様で、ケーブルやチューナーは必須アイテムです。

セットを買うと初期費用を抑えられ、必要なものを揃えてすぐに練習を始められます。特に初心者は単品で揃えるよりセット購入がコスト面と手間の面で有利です。

購入前にどのアイテムが付属しているかを確認しておくと安心です。

弦や消耗品のメンテ費用

弦は定期的に交換が必要で、ギターとベースで太さや種類が異なります。消耗品としては弦のほかに、ピック、電池(アクティブ回路の機種)、クリーニングクロスなどがあります。

交換頻度は使用頻度によりますが、数ヵ月に一度のペースでの交換を想定しておくとよいです。セルフメンテナンスができると長期的なコストを抑えられます。

買う前に確認したい試奏のポイント

実際に手に取って試奏すると弾きやすさが分かります。ネックの太さや弦高、フレットの状態、音の響きを確認してください。座って弾いた時と立って弾いた時のバランスもチェックすると良いです。

また、持ったときの重さやボディの形状が体に合うかを確かめると長く続けやすくなります。分からない点は店員に相談して自分に合った一本を見つけてください。

独学でも続けられる練習の組み立て方

最初に覚える短時間メニュー

最初は短時間でできるメニューを決めると習慣化しやすくなります。毎日10〜20分程度で、チューニング、簡単なスケールやコードの押さえ方、指慣らしを組み合わせてください。短くても集中して行うことが大切です。

初期は基礎の反復が効果的です。無理に長時間やらず、少しずつ負荷を上げていくことで指や耳が自然に慣れていきます。楽しく感じるフレーズを入れるとやる気を保ちやすくなります。

リズム感を身につける簡単練習

リズム感は音楽を楽しむ上で重要な要素です。メトロノームやスマホアプリを使って8ビートや16ビートを刻む練習を繰り返すと効果があります。まずはゆっくりから始めて、テンポを少しずつ上げていってください。

また、ドラムトラックや伴奏音源に合わせて弾くと実践的にリズム感が養えます。ベースを選んだ場合はキックと合わせる意識、ギターを選んだ場合はストロークの安定を意識して取り組んでください。

曲を使って楽しみながら上達する方法

好きな曲を取り入れると練習が楽しくなります。最初は簡単なコード進行やワンフレーズに絞って繰り返すと挫折しにくいです。徐々に難しい部分を追加していくと達成感が得られます。

伴奏音源やカラオケに合わせて弾くと実践力が付きます。曲で練習する際は部分練習と通し演奏を組み合わせ、苦手箇所を集中的に練習するのが効果的です。

練習の記録と成長の確認方法

練習の成果を確認するために録音や動画で記録を残すと良いです。数週間ごとに見返すことで上達が実感でき、改善点も見つかります。練習ログを付けて時間や内容を記録する習慣もおすすめです。

具体的な目標を設定し、小さな達成を積み重ねることでモチベーションが維持できます。成長が見える化すると続けやすくなります。

続けるためのモチベーション維持法

続けるためには目標設定と楽しみの両方が必要です。短期目標と中長期目標を分けて設定し、達成時には小さなご褒美を用意するとよいでしょう。人と一緒に演奏する機会を作ると刺激になります。

コミュニティやSNSで progress を共有したり、ライブや発表の場を設定すると練習の目的が明確になり、継続しやすくなります。

まずはどちらかを始めて自分に合う方を続けよう

最初はどちらか一方を選んで始めるのが現実的です。続けやすさや弾きたい音、生活リズムを基準に選び、まずは短時間の練習から習慣化してください。しばらく続けてみることで自分に合う感覚がはっきりします。

どちらを選んでも音楽を楽しむことが一番大切です。続けるうちに興味が広がれば、後からもう一方の楽器に挑戦することもできます。まずは気軽に始めて、自分にしっくりくる方を続けていきましょう。

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この記事を書いた人

4歳でピアノを始め、大学ではキーボード担当としてバンド活動に没頭。社会人バンドも経験し、長年「音を楽しむ」スタンスで音楽と向き合ってきました。これから楽器を始めたい人や、バンドに挑戦してみたい人に向けて、音楽の楽しさを発信しています。

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