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毎日少し触るだけで変わる!ドラムが上手くなるには何をすべきか

ドラムは毎日少しずつ触るだけで、確実に変化が出る楽器です。短時間でも集中して続けることで手の感覚やリズム感が育ち、練習の質が上がります。ここでは習慣づくりから基礎技術、練習メニューの組み方、表現力の伸ばし方まで、実際に使える方法を紹介します。今すぐ取り入れられる工夫を中心に、続けやすいポイントを分かりやすくまとめました。

目次

ドラムが上手くなるには毎日少し触るだけで変わる

毎日続けることが成長の最大の近道

毎日少しずつドラムに触ることで、身体にリズムの感覚が染みついていきます。量より質を大切にし、短時間でも集中して取り組むことが効果的です。毎日の習慣は無理なく続く時間を基準に決めると挫折しにくくなります。

例えば1日15〜30分を目安に、ウォームアップや基礎練、好きなフレーズ練習を組み合わせるとよいでしょう。疲れているときは無理せず、フォーム確認や軽いストローク練習だけに留めるのも一つの方法です。重要なのは「やらない日」を減らすことです。

習慣化のコツとしては、固定の時間帯に行う、練習内容をメモに残す、終わったらチェックリストに印を付けるなどがあります。小さな達成感が継続の動機になりますし、成長も目に見えやすくなります。

周りに練習仲間や先生がいると、やる気の維持につながります。自分のペースを大切にしつつ、日々の積み重ねを続けていきましょう。

短時間でも集中して取り組む方法

時間が取れない日でも集中して効果を出すには、練習の目的を明確にすることが大切です。何を改善したいのか、どのフレーズを整えたいのかを決め、そこにフォーカスして短時間で深く取り組みます。

具体的な手順としては、まず1〜2分のウォームアップで身体をほぐし、その後ターゲット課題に10〜20分集中します。例えばストロークの安定や特定のフィルの精度向上など、ひとつに絞ると効果が出やすいです。

集中を助ける工夫としては、スマホの通知をオフにする、タイマーを使って区切る、練習前に今日の目標を声に出すといった方法があります。小さな成功体験を積み重ねることでモチベーションも保ちやすくなります。

短時間の練習でも決して手を抜かず、常に質を意識することが上達の鍵になります。

メトロノームを習慣にする理由

メトロノームはリズムの基準を身体に教えるための道具です。普段から使うことでテンポ感が安定し、他の演奏者と合わせる力が身につきます。遅れや早まりを自分で感知しやすくなる点も大きな利点です。

練習ではまずゆっくりめのテンポで正確さを確かめ、慣れてきたら段階的にテンポを上げていきます。一定のテンポで練習することでフィルの処理や強弱のコントロールもしやすくなります。曲練習でもメトロノームを使う習慣をつけると、表現の幅が広がります。

メトロノームの音に対して自分がどこに入っているかを意識し、常に基準に戻る訓練をしていきましょう。

基礎練と自由に叩く時間を分ける

練習時間を「基礎練」と「自由に叩く時間」に分けると効率が上がります。基礎練はスティックワークやパラディドル、8ビートなど技術向上のための課題に集中する時間です。一方で自由に叩く時間は曲のフレーズを楽しんだり、即興で表現を試したりする時間にします。

バランスの目安としては、全体の練習時間のうち基礎練に多めの比重を置き、最後に自由に叩く時間を設けると効果的です。基礎が身についていると、自由に叩くときの幅も広がりますし、楽しさも増します。

メリハリをつけることで集中力が続きやすく、結果として練習全体の質が上がります。

録音で自分の癖を客観視する

自分の演奏を録音することで、客観的に欠点や改善点を確認できます。目では見えにくいタイミングのズレや、音量バランスの偏りが耳で明確にわかるため、次回の練習に反映させやすくなります。

録音はスマホで十分です。短いフレーズを録って比べることで、成長の跡も確認できます。録音後は必ずメモを残し、改善ポイントを具体的に書き出すと効率的です。

習慣的に録音を繰り返すことで、自分のスタイルを客観的に理解できるようになります。

定期的に人に見てもらう機会を作る

上達を加速させるには、人に見てもらう機会を作ることが有効です。先生や仲間に指摘してもらうと、自分では気づきにくい癖や改善点を教えてもらえます。オンラインでのレッスンやセッションも気軽に利用できます。

フィードバックを受けたら具体的な改善項目を練習メニューに組み込みましょう。人前で演奏する機会を増やすことで、緊張下での演奏力も養えます。

定期的に評価を受けることで、モチベーションの維持にもつながります。

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基礎技術を効率よく身につける順番

スティックの握り方を最初に確認する

スティックの握り方は音の出し方と疲れにくさに直結します。最初に正しいグリップを確認することで、後の技術習得がスムーズになります。力みすぎない、手首を使える持ち方を意識しましょう。

握り方には色々な流派がありますが、共通するポイントはリラックスした握りとスティックの返りを活かすことです。鏡や録画で自分のフォームをチェックすると改善点が見つかります。

適切なグリップを身につけると、長時間の演奏でも疲れにくく、表現の幅も広がります。

座り方と体の使い方を整える

椅子の高さや座る位置、体幹の使い方は演奏に大きく影響します。正しい姿勢は呼吸を安定させ、力の伝わり方を良くします。腰や背中に無理な力がかからないように調整しましょう。

足の位置やペダルとの距離も重要です。自然な角度で踏める位置を探し、リラックスした状態で演奏できることが目標です。始めにしっかり調整しておくと、後で無駄な疲労や癖を防げます。

定期的に座り方を見直す習慣を持ちましょう。

練習パッドやメトロノームの選び方

練習パッドは打感や反発が違うものがあり、自分に合ったパッドを選ぶことで手への負担を減らせます。安価なものから本格派まであるので、用途に合わせて選んでください。

メトロノームは音が聞き取りやすく、テンポの微調整がしやすいものがおすすめです。アプリも便利ですが、視覚的にテンポが分かるタイプやクリック音を好みに設定できるものを選ぶと練習がしやすくなります。

道具選びは快適な練習環境の基本です。

ストロークで音の安定を目指す

ストローク(基礎的な叩き方)の安定は、全ての演奏の土台になります。強さや音色を一定に保ちながら、スムーズに連続して叩けるように練習します。力任せにならないように手首と前腕の使い方を意識しましょう。

メトロノームに合わせて長いフレーズを繰り返すと、音の安定が身につきます。録音して音量やニュアンスを確認するのも効果的です。

日々の反復で徐々に安定感が増していきます。

パラディドルで手の独立性を高める

パラディドルは手の分離とコントロールを養う基本パターンです。右手と左手の動きを均等に使えるように、ゆっくりから正確に練習します。両手をバランスよく動かせるようになると、複雑なフレーズにも対応しやすくなります。

メトロノームに合わせて左右均等に鳴らせるまで繰り返し、慣れてきたらアクセント位置やダイナミクスを変えて変化をつけてみましょう。

継続で確実に手の独立性が育ちます。

8ビートとフィルのつなぎを練習する

8ビートの安定したキープと、フィルへの自然な切り替えはバンド演奏で重要です。まずは基本の8ビートをメトロノームに合わせてしっかり鳴らし、次に短いフィルを挟む練習を繰り返します。

テンポを変えたり、フィルの位置を少し早めや遅めに入れる練習も効果的です。フレーズの最後まで意識して、次の小節にスムーズにつなげる感覚を身につけましょう。

バンドの流れを止めないように叩けることが大切です。

バスドラムとハイハットの連携を合わせる

バスドラムとハイハットの関係はグルーヴの核になります。右手のハイハットと右足のバスドラムのタイミングを揃える練習をして、リズムの芯を作りましょう。まずはゆっくりのテンポで一致させ、その感覚を速いテンポにも広げていきます。

音量バランスも調整し、過剰に踏み込まないようにコントロールすることがポイントです。一定の安定感が出るとグルーブ全体がしっかりしてきます。

精度を高めてからテンポを上げる

テンポを上げる際はまず正確さを重視してください。速く叩けることより、一定の精度で叩けることが重要です。ゆっくりのテンポで正確さを確認し、少しずつ上げると無理なく速さに対応できます。

急にテンポを上げると癖が出やすくなるため、段階的に上げる方法を取り入れてください。安定した精度が確保できてから次の速度に進む習慣をつけましょう。

効率の良い練習メニューの作り方と時間配分

毎回のウォームアップは短くても必ず行う

ウォームアップは短時間でも行うことで怪我予防と演奏の安定に繋がります。手首や肩を軽く動かすエクササイズ、シングルストロークやロールを数分行うだけで準備が整います。

冷えた状態で強く叩くと筋肉を痛めやすいので、習慣として取り入れてください。ウォームアップ後は自然と集中力も高まり、その日の練習効果が上がります。

基礎練に割く時間の目安を決める

練習時間の配分は個人差がありますが、基礎練に一定の時間を確保することが大切です。30分の練習ならば、ウォームアップ5分、基礎練15分、フレーズや曲練習10分という具合に配分するとバランスが取れます。

長時間練習できる日は基礎練の比重を増やすと効果的です。自分に合った配分を定期的に見直してください。

フレーズ練習と曲練習のバランスを調整する

フレーズ練習は技術を磨き、曲練習は表現力や集中力を養います。両方を組み合わせることで応用力が高まります。直近で演奏する曲がある場合は曲練に重点を置き、別の日に基礎強化を行うと良いでしょう。

また、曲の中で苦手な箇所を切り出して集中練習することも有効です。練習の目的に応じてバランスを変えてみてください。

メトロノームは段階的にテンポを上げる

メトロノーム練習は段階的にテンポを上げることで、安全に速さを体得できます。まずは目標テンポの70〜80%程度から始め、正確に叩けたら5〜10%ずつ上げていきます。

途中で精度が落ちたら一段下げて安定させ、再度上げ直す方法が効果的です。無理にテンポを追うより、正確さをキープすることを優先しましょう。

録音と映像で改善点を記録する

練習の様子を録音・録画しておくと、自分の成長や課題が明確になります。音だけでなく映像でフォームを確認すると無駄な力みや姿勢の崩れが見つかりやすいです。

記録は短いクリップで十分です。定期的に見返し、改善点をメモして次回の練習に反映させましょう。

週単位で練習計画を振り返る

週ごとに練習の成果を振り返る時間を設けると、次週の目標が立てやすくなります。達成できたこと、改善が必要な点を整理し、重点項目を決めておくと効率的です。

振り返りは短時間で構いませんが、継続することで練習の質が向上します。

音楽性と表現力を伸ばすための習慣

好きなドラマーの演奏を細かく聴き分ける

好きなドラマーの演奏をよく聴くことは表現の引き出しを増やします。フレーズの使い方、強弱の付け方、グルーヴの作り方など、耳で捉えて真似しながら自分なりに咀嚼していきましょう。

聴く際は一部分を繰り返してテンポやダイナミクスを確認すると理解が深まります。演奏の背景や曲の構成にも目を向けると、表現の幅が広がります。

ジャンルを広げてリズムの引き出しを増やす

様々なジャンルの音楽を聴き、叩いてみることでリズムの選択肢が増えます。ロック、ポップス、ジャズ、ファンクなど、それぞれのリズム感を体に取り込むことで演奏の幅が広がります。

新しいジャンルに挑戦するときは基礎的なビートから始め、徐々にパターンを取り入れてみてください。視野を広げることが表現の成長につながります。

フレーズを歌ってリズム感と表現を磨く

自分の叩くフレーズを口ずさんでみると、リズム感やフレージングの理解が深まります。歌うことで拍の取り方やアクセントの位置が身体に染みつきやすくなります。

歌いながら手足を合わせる練習は、演奏の一体感を高める手助けになります。感覚を声に出すことは思いのほか有効です。

強弱を意識して表情を付ける練習をする

音量の変化でフレーズに表情をつける練習を取り入れましょう。アクセントの位置やダイナミクスを変えることで同じフレーズでも印象が大きく変わります。

メトロノームに合わせながら強弱をコントロールする練習を重ねると、自然に表現が豊かになります。バンド内での存在感も増していきます。

合わせ練習で他楽器とのコミュニケーションを学ぶ

他の楽器と合わせる練習は、リズムの作り方や音量バランスを学ぶ場です。ギターやベースのフレーズに対してどうグルーブを作るかを意識して演奏します。

合わせるときは相手の音をよく聴き、自分の役割を考えながら叩くことが大切です。コミュニケーションが上手くいくほど曲全体がまとまっていきます。

ライブやセッションで実戦経験を積む

ライブやセッションは緊張感のある環境で演奏技術と対応力を鍛えられます。人前での演奏を経験することで、時間管理や精神面の強化にも繋がります。

初めは短い時間でも構いません。経験を重ねることで本番での落ち着きや表現力が育ちます。

今日から使えるドラム上達チェックリスト

  • 毎日15〜30分は必ず触る習慣を持つ
  • ウォームアップを毎回行う
  • メトロノームを使って正確さを確認する
  • 練習は基礎練と自由練で分ける
  • 録音や録画で客観的に確認する
  • 週ごとに計画と振り返りを行う
  • 好きなドラマーの演奏を音で解析する
  • ジャンルを広げてリズム感の幅を作る
  • 合わせ練習やライブで実戦経験を積む

このチェックリストを参考に、今日から無理なく続けられる項目を一つずつ増やしていきましょう。

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この記事を書いた人

4歳でピアノを始め、大学ではキーボード担当としてバンド活動に没頭。社会人バンドも経験し、長年「音を楽しむ」スタンスで音楽と向き合ってきました。これから楽器を始めたい人や、バンドに挑戦してみたい人に向けて、音楽の楽しさを発信しています。

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