MENU

バンドに必要な楽器はこれだけで始められる!人数別の最低ラインと初期費用も解説

バンドを始めたいけれど、何を揃えればいいか悩んでいませんか。どの楽器が必要で、人数やジャンルによって何が変わるのかを知っておくと買い物や練習の計画が立てやすくなります。ここでは最低限必要な楽器から機材の選び方、費用の目安まで、初心者が安心して始められるようにポイントを整理して紹介します。

目次

バンドに必要な楽器は最低これだけ揃えれば始められる

まず揃えたい ギター ベース ドラム ボーカル

バンドの基本はメロディとリズム、低音、歌です。多くのジャンルでまず必要になるのはギター(エレキまたはアコースティック)、ベース、ドラム、そしてボーカルです。これらが揃えば、曲の骨格を作って演奏を始めることができます。

いきなり全員を集めるのが難しい場合は、ギターとボーカルでアレンジしたり、ギターとドラムのデュオでリズム重視にするなど工夫できます。ギターやベースはアンプが別途必要になりますし、ボーカルはマイクと簡単なPAがあると安心です。

演奏する場所や目指す音にもよりますが、まずは上記の4つを基準に揃えると練習やライブの準備がスムーズになります。無理に高価なモデルを揃えず、最初は手頃な入門機で始めるのがおすすめです。

各パートの役割を短く説明

ギターはメロディやコード進行、リードのフレーズを担います。アンサンブルの中で曲のハーモニーやソロを補強する役割が大きく、曲の雰囲気を左右します。

ベースは低音で楽曲を支える役割です。ドラムとともにリズムの基盤を作り、和音の土台を安定させます。ベースラインがしっかりしていると曲全体のまとまりが良くなります。

ドラムは拍やテンポを決め、曲のダイナミクスをコントロールします。リズムパターンやフィルで盛り上げたり落ち着かせたりするため、バンドの「心臓」に例えられます。

ボーカルは歌詞やメロディで聴衆に直接訴えかける役割です。表現力や呼吸、マイクワークで印象が大きく変わります。ハーモニーを加えるコーラスも楽曲に深みを出します。

人数別の最低ライン 2人 3人 4人で変わる

2人編成ならギター(またはキーボード)+ボーカル、あるいはギター+ドラムなどが一般的です。音の厚みは限られますが、アレンジを工夫すれば十分魅力的な演奏が可能です。

3人編成ではギター、ベース、ドラムのトリオが定番です。メロディはギターやボーカルが担い、低音とリズムがしっかりするのでバランスが良くなります。アレンジ次第で幅広い曲が演奏できます。

4人編成になると、ギター(リズム)・ギター(リード)・ベース・ドラムという形が多いです。ボーカルが専任になる場合もあり、各パートの負担が減って表現の幅が広がります。

人数が増えるほど音の重なりやアレンジの余地が増える一方、調整や練習の手間も増えます。まずは少人数で基本を固めるのがおすすめです。

初心者が買うべき優先順位

まずは演奏に直結する楽器を優先してください。多くの場合、ボーカルであればマイク、弾き語りならギター、バンド結成を目指すならギター→ベース→ドラムの順が現実的です。

次に必要なのはアンプやシールドなどの基本的な機材です。電気楽器はアンプがないと音が確認できないため、楽器とセットで揃えることを考えてください。

最後にアクセサリー類やエフェクター、小物を揃えます。初めはシンプルな構成で慣れてから、音作りや見た目を整えるための追加投資を行うと無駄が少なくなります。

初期費用のおおよその目安

入門レベルで揃える場合、ギター本体+アンプで3万〜8万円、ベース+アンプで同程度、ドラムは電子ドラムなら5万〜15万円、アコースティックドラムはもっと高くなります。ボーカル用のマイクと簡易PAで1万〜5万円程度です。

合計すると、最低限揃えるための初期費用は10万〜30万円程度を目安に考えておくと安心です。もちろん中古やレンタルを活用すると費用は大きく下がります。

幅広く使い勝手の良い音、バランスの良い弾き心地を追求した初心者用のエレキギターセット。
色も豊富!まずは音を鳴らしてエレキギターを楽しもう!

パート別に見る楽器の特徴と選び方

ギター エレキとアコースティックの違いを知る

エレキギターはアンプやエフェクターを使って音色を作るのが特徴です。音の太さや歪み、空間系エフェクトで多彩な表現が可能で、バンドサウンドでは中心的な役割を担います。アンプやシールド、ピックなどの周辺機器も必要になりますが、音量や音作りの自由度が高い点が魅力です。

アコースティックギターは生音で鳴らすため、シンプルな弾き語りやアコースティックセットに向いています。ナイロン弦のクラシックギターやスチール弦のフォーク系など種類があります。ライブで使う場合はマイクやピックアップが必要になることが多いです。

どちらを選ぶかは目指す音や演奏スタイルに合わせて決めるとよいでしょう。最初に両方触ってみて、しっくり来る方から始めるのが失敗が少ないです。

ベース 低音で支える役割と選び方

ベースは低音域でリズムと和音の土台を作ります。弦の太さやスケール、ピックアップの種類で音色が変わるため、ジャンルや好みに合わせて選びます。初心者はプレイしやすいネック幅や弦高の低いモデルを選ぶと運指が楽になります。

音作りではアンプやコンプレッサーが重要です。小型の練習用アンプでもリハーサルや宅録には十分ですが、ライブを想定するならパワーのある機材への投資が必要になります。エレキベースのほかにアクティブ回路搭載モデルもあり、音圧を稼ぎたい場合に向いています。

持ち運びや予算を考慮して選ぶと長く続けやすくなります。中古市場も充実しているため、状態の良い個体を探すのも賢い選択です。

ドラム セットの種類と導入時の注意点

ドラムはアコースティックドラムと電子ドラムに分かれます。アコースティックは音のダイナミクスが豊かでライブ感がありますが、音量が大きく設置や耐音対策が必要です。搬入や場所による制約も出やすい点に注意してください。

電子ドラムはヘッドホンで練習ができ、音量調整や録音のしやすさが利点です。スペースが限られる場合や集合住宅で練習する場合に向いています。ただし打感や演奏表現は機種によって差があるため、試奏して好みの感触を選ぶことが大切です。

どちらを選ぶにしても、シンバルやスローンなど消耗品の交換やメンテナンスが必要になります。最初は基本的なセットで始め、必要に応じてパーツを追加していくと良いでしょう。

キーボード 音作りの幅と機種の選び方

キーボードはピアノ音色だけでなく、ストリングスやシンセサウンドなど幅広い音色を扱えます。目的に応じて音色数やスピーカーの有無、MIDI機能の有無をチェックしてください。ライブ用なら出力端子やパネルの操作性、軽さも重要です。

初心者向けは軽量で内蔵音色が充実したモデルが使いやすく、作曲や録音も行う場合はMIDI機能やソフトシンセとの連携が便利です。鍵盤の感触(タッチレスポンスや重さ)も演奏性に影響するため、実際に触ってから決めると後悔が少ないです。

ボーカル マイク選びと声作りのポイント

ボーカル用マイクはダイナミック型とコンデンサー型が主流です。ライブでは扱いやすく耐久性の高いダイナミックマイクが一般的で、録音やスタジオでは感度の高いコンデンサーマイクが好まれます。マイクの指向性や周波数特性で声の拾われ方が変わるため、自分の声質に合うものを選んでください。

声作りでは発声や呼吸法、マイクワーク(距離や角度)を意識することが大切です。簡単なエコーやリバーブがあると歌いやすく感じることがありますが、まずはマイクとモニターの音を整えて歌いやすい環境を作ることが重要です。

補助楽器で音に個性を加える方法

カホンやパーカッションを加えるとアコースティック系の厚みが出ます。シンセやサンプラーを導入するとエフェクト的な音やリズムパターンを補えます。アコースティックギターにエフェクトを掛けることで新しい音色を作るのも簡単です。

補助楽器は主旋律を邪魔しないように役割を明確にすると効果的です。人数が少ない場合はルーパーを使って一人で多重演奏する方法もあります。音の個性を出したいときは、まず少しだけ足して全体のバランスを見ながら調整すると良いでしょう。

人数やジャンルに合わせた楽器の組み合わせ

2人編成で音を成立させるコツ

2人編成では一人が複数の役割を担うことが多くなります。ギターとボーカルのデュオなら、ギターでコードとリードを切り替えて音の厚みを出します。ルーパーを使えばフレーズを重ねて一人で多層的な演奏が可能です。

リズム主体にしたい場合はギター+ドラムの組み合わせが有効です。ドラムはシンプルなビートで安定感を出し、ギターでメロディや和音を補います。歌を重視するならボーカルがしっかり前に出る音作りが大切です。

音量や音色の幅が限られるため、アレンジ時にはスペースを意識して余白を残すと聴きやすくなります。エフェクトや機材で工夫すれば表現の幅は広がります。

3人編成の定番とアレンジ例

3人編成の定番はギター、ベース、ドラムのトリオです。ギターがコードとリードを兼ね、ベースとドラムがリズムと低音を固めます。ボーカルがいる場合はギターかベースのいずれかが歌う形が多いです。

アレンジではギターを2役にしたり、ベースをメロディ寄りに動かして曲を立体的にすることが可能です。曲の間でパートの役割を切り替えることで、聴き手に変化を与えられます。

曲調によってはキーボードやサンプルを足しても良いでしょう。少人数でも工夫次第で厚みのある演奏ができます。

4人編成で役割を分担する方法

4人編成ではリズム隊(ベース・ドラム)と和音担当(リズムギター)、リード担当(リードギターまたはキーボード)に分けやすくなります。ボーカルが専任であれば表現に集中でき、楽曲の幅が広がります。

アレンジの自由度が増すため、コーラスやハーモニーを取り入れたり、間奏での掛け合いを作ることができます。ライブでのステージングや音量バランスにも余裕が出るので、バンドとして完成度を高めやすくなります。

5人以上で広がる音作りと配置

5人以上になるとホーンセクションやキーボード、追加ギターなどで音の層を増やせます。複数のギターでリズムとアルペジオを分担したり、コーラスを厚くすることでサウンドに深みが出ます。

人数が増えると音量の調整や配置、練習でのまとまりが重要になります。パートごとの役割を明確にし、リハーサルでバランスを詰めることが成功の鍵です。

ジャンル別の典型的な編成例

ロック:ボーカル、リードギター、リズムギター、ベース、ドラムが典型です。エネルギー重視の編成で迫力を出しやすいです。

ポップ:ボーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラムの組み合わせが多く、メロディとアレンジの幅を両立しやすいです。

アコースティック/フォーク:ボーカル、アコースティックギター、カホンや小型パーカッション、ベース(任意)といった少人数で柔らかい音を作ります。

ジャズ:ピアノ(またはキーボード)、ベース、ドラムにサックスやトランペットなどの管楽器が加わることが多く、即興性の高い編成が特徴です。

機材準備と費用の立て方 初めての持ち物一覧

初心者におすすめの予算の目安

最初の予算は目的によって変わりますが、練習中心なら10万円前後で最低限の機材を揃えられます。ライブや録音も視野に入れる場合は20万〜30万円を見積もると安心です。

機材に偏りが出ないよう、楽器本体だけでなくアンプやケーブル、マイクなどの必須アクセサリーも予算に含めてください。無理のない範囲で段階的に投資していくと続けやすくなります。

中古やレンタルで費用を抑えるコツ

中古楽器は状態をよく確認すれば新品より安く品質の良いものが手に入ります。信頼できるショップで試奏して購入すると安心です。レンタルは短期間やイベント用に便利で、大きな楽器や高価な機材を試すときに向いています。

購入前にレンタルで使い勝手を試すと無駄な出費を避けられます。消耗品や調整費用も考慮して、総合的にコストを抑える計画を立ててください。

必要な小物 ケーブルやスタンドなど

基本的な小物は次の通りです。

  • シールド(ギター/ベース用): 予備も含めて2本以上あると安心
  • チューナー: 正確な音程管理に必須
  • ピック、替え弦、ドラムスティック: 消耗品はストックを用意
  • マイクケーブル、マイクスタンド: ボーカルのために必要
  • ヘッドホン/イヤモニター: 家庭練習や録音で重宝
  • 電源タップ、延長コード: ライブや宅録で必須

これらは価格が安めでも性能差が出るので、ある程度の品質を選ぶことをおすすめします。

練習場所の選び方と搬入の注意点

練習場所は音量規制やアクセス、機材の搬入経路を確認してください。集合住宅では防音対策や時間帯に配慮が必要です。レンタルスタジオは搬入しやすく防音設備が整っているため初心者には便利です。

大きな機材やドラムを持ち込む場合は搬入経路の幅や階段の有無、駐車場の有無を事前に確認してください。機材の破損や近隣トラブルを避けるための準備が大切です。

ライブや録音で追加が必要になる機材

ライブではPAシステム、ミキサー、モニタースピーカー、DIボックスなどが必要になることがあります。録音ではオーディオインターフェース、マイク(複数)、スタジオモニター、DAWソフトが必須になります。

小規模なライブならレンタルで対応できますが、バンドで定期的に活動するなら自前で基本機材を揃えておくと安心です。録音は最初は簡易な機材から始め、慣れてきたらグレードアップしていくと良いでしょう。

これで準備完了 バンドに必要な楽器がわかる

ここまででバンドを始めるために必要な楽器や機材、人数やジャンルによる違い、費用の目安までを整理しました。まずは無理のない範囲で基本を揃え、練習や演奏を重ねながら少しずつ機材を増やしていくと続けやすくなります。

初めての買い物は悩むことも多いですが、実際に触ってみることが一番の近道です。演奏の目的に合わせて優先順位を決め、楽しみながら準備を進めてください。

幅広く使い勝手の良い音、バランスの良い弾き心地を追求した初心者用のエレキギターセット。
色も豊富!まずは音を鳴らしてエレキギターを楽しもう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

4歳でピアノを始め、大学ではキーボード担当としてバンド活動に没頭。社会人バンドも経験し、長年「音を楽しむ」スタンスで音楽と向き合ってきました。これから楽器を始めたい人や、バンドに挑戦してみたい人に向けて、音楽の楽しさを発信しています。

目次