エレキベース初心者の予算はいくら?失敗しない選び方とおすすめ7選

新しい趣味として楽器を始めたいと思ったとき、低音で楽曲を支えるベースは非常に魅力的な選択肢です。しかし、いざ楽器店や通販サイトを覗いてみると、数万円から数十万円まで価格帯が広く、ベースを始める予算をいくら見積もればよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回は失敗しないための予算の考え方と、厳選したおすすめモデルをご紹介します。

目次

エレキベースを始める予算と選び方のポイント

初心者セットの平均予算

ベースを全くのゼロから始める場合、最も手軽な選択肢となるのが「初心者セット」です。このセットにはベース本体のほかに、音を鳴らすためのアンプ、チューナー、シールド(ケーブル)、ストラップ、ピック、ケースなどが一通り含まれています。

市場での平均的な予算は、およそ2万円から5万円程度です。2万円前後のセットは、とにかく安く始めたいという方に選ばれていますが、楽器としての精度や耐久性に個体差が出やすい傾向があります。

一方で、3万円から5万円ほどの予算をかけると、国内メーカーが監修した信頼性の高い楽器が含まれるようになります。セット内容は同じように見えても、アンプの出力が大きかったり、チューナーの精度が高かったりと、長く使い続けられるアイテムが揃うのがこの価格帯の特徴です。

無理に安すぎるものを選んでしまうと、チューニングがすぐに狂ったり、弦高が高すぎて指が痛くなったりして挫折の原因になることもあります。予算に余裕があるならば、まずは3万円台後半のセットを基準に検討するのが、上達への近道と言えるでしょう。

単品とアンプの合計費用

「セット品ではなく、気に入ったデザインのベースを単品で買いたい」という場合は、本体代金に加えて周辺機器の費用を計算しておく必要があります。単品で購入する場合の合計費用は、本体価格+2万円〜3万円程度を見込んでおくのが一般的です。

具体的には、自宅練習用のアンプに1万円前後、シールドに2,000円、チューナーに3,000円、ギグバッグ(ケース)に5,000円といった内訳になります。さらに、立って弾くためのストラップや、楽器を立てかけるスタンドも必須アイテムです。

単品購入のメリットは、それぞれのアイテムを自分で吟味して選べる点にあります。例えば、アンプだけは少し良いもの(ヘッドホン端子の音質が良いものなど)を選び、ベース本体は見た目重視で選ぶといったカスタマイズが可能です。

合計予算としては、ベース本体に4万円かけるなら、総額で6万円から7万円ほどになります。初期費用はセットより高くなりますが、愛着の持てる機材を揃えることで練習のモチベーションが維持しやすくなるという大きな利点があります。

中古と新品の価格差

予算を抑える手段として「中古楽器」を検討する方も多いでしょう。中古の場合、定価の5割から7割程度の価格で購入できることが多く、ワンランク上のモデルを安く手に入れられる可能性があります。

しかし、ベースを始める予算を考える上で、初心者の方が中古を選ぶ際には注意が必要です。ベースは木材で作られているため、保管状態によってネックが反ったり、回路にノイズが発生したりといったトラブルが隠れていることがあります。

新品であればメーカー保証がついており、購入直後のトラブルも無償で修理してもらえる安心感があります。一方、中古楽器店で購入する場合は、信頼できるショップを選び、調整がしっかり行われているかを確認しなければなりません。

もし、身近に楽器に詳しい知人がいないのであれば、最初の1本は新品で購入することをおすすめします。新品特有の輝きや、自分だけの楽器として育てていく楽しみは、中古では味わえない格別な体験になるはずです。

消耗品にかかる月間コスト

ベースは一度買えば終わりではなく、維持していくためのランニングコストが発生します。ベースを始める予算を組む際は、月々の消耗品代も視野に入れておきましょう。

最も頻繁に交換が必要なのは「弦」です。ベース弦はギター弦よりも太く丈夫ですが、時間が経つと錆びたり音がこもったりします。練習頻度にもよりますが、3ヶ月に1回程度の交換が目安で、1セットあたり2,000円から3,000円ほどかかります。

また、ピックを使って弾く場合は、ピックが削れるたびに買い替える必要があります。1枚100円程度ですが、消耗品として月に数枚は消費するでしょう。その他、指板を保護するためのオイルや、ボディを拭くクロスなどのケア用品も、半年に一度買い足すイメージです。

さらに、アクティブベースと呼ばれる電池駆動のモデルを選ぶ場合は、9V電池の代金もかかります。これらを総合すると、月平均でならせば1,000円から2,000円程度の維持費を見ておけば十分です。大きな出費ではありませんが、弦交換を怠ると上達を妨げることもあるため、予算として意識しておくことが大切です。

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初心者におすすめのエレキベース7選

【Legend】LJB-Z|コスパ最強の入門モデル

日本の老舗ブランド、アリアプロIIがプロデュースするブランドです。伝統的なジャズベースタイプで、あらゆるジャンルに対応できる汎用性が魅力です。

商品名Legend LJB-Z
価格帯15,000円〜20,000円
特徴スタンダードな仕様で扱いやすく、カラーバリエーションも豊富です。
公式サイト公式サイトはこちら

【Bacchus】BJB-1R|プロも認める高品質ベース

長野県のメーカー、ディバイザーが展開するブランドです。この価格帯では珍しく、ネックの質感やフレットの処理が非常に丁寧で、演奏しやすさに定評があります。

商品名Bacchus Universe Series BJB-1R
価格帯25,000円〜30,000円
特徴クラスを超えた造りの良さが特徴。本格的に始めたい初心者に最適です。
公式サイト公式サイトはこちら

【YAMAHA】TRBX304|抜群の演奏性と音色

ヤマハ独自の設計による、モダンなデザインと機能性を備えたモデルです。5種類のイコライザー設定をスイッチ一つで切り替えられる「パフォーマンスEQ」を搭載しています。

商品名YAMAHA TRBX304
価格帯40,000円〜45,000円
特徴スリムなネックで弾きやすく、多彩な音作りがスイッチ一つで可能です。
公式サイト公式サイトはこちら

【Squier】Affinity|本家フェンダーの設計を継承

世界で最も有名なベースメーカー、フェンダーの直系ブランドです。本家の伝統的なルックスとサウンドを、手頃な価格で手に入れることができます。

商品名Squier by Fender Affinity Series Precision Bass
価格帯35,000円〜45,000円
特徴フェンダー直系ならではの安心感。パワフルなサウンドが楽しめます。
公式サイト公式サイトはこちら

【Ibanez】GSR320|手の小さい人でも弾きやすい

アイバニーズが提唱する「GIOシリーズ」のモデルです。一般的なベースよりもネックが細く設計されており、手の小さな方や女性でも楽に演奏できます。

商品名Ibanez GIO Series GSR320
価格帯25,000円〜30,000円
特徴超極細ネックによる圧倒的な弾きやすさが最大のメリットです。
公式サイト公式サイトはこちら

【Selder】JB-30|全部揃うお得な初心者セット

Amazonなどの通販サイトでベストセラーを記録し続けている、驚異的な安さを誇るモデルです。必要なものが全て揃うセット販売がメインとなっています。

商品名Selder JB-30
価格帯15,000円〜25,000円(セット価格)
特徴圧倒的な低価格。とりあえず低予算で一式揃えたい方に選ばれています。
公式サイト公式サイトはこちら

【VOX】Apache I|アンプ内蔵でどこでも弾ける

アンプメーカーとして有名なVOXが手がける、ユニークなトラベルベースです。ボディにスピーカーとリズムマシンを内蔵しており、これ1本で練習が完結します。

商品名VOX APACHE I BASS
価格帯20,000円〜30,000円
特徴スピーカー内蔵。アンプに繋がず、どこでもすぐに練習できる手軽さが魅力です。
公式サイト公式サイトはこちら

ベースを比較する際の重要なチェック項目

ネックの握りやすさ

ベース選びにおいて、音色以上に重要とも言えるのが「ネックの握りやすさ」です。ベースはギターよりも弦が太く、ネックも長く作られているため、左手にかかる負担が大きくなりがちです。

ネックの太さや形状はモデルによって異なり、幅が広いものから、手の小さな人向けに極限まで細くされたものまであります。特に、ナット幅(ヘッド近くのネックの幅)が狭いモデルは、初心者の方でもコードを押さえやすく、指が届きやすいという利点があります。

また、ネック裏の塗装の質感もチェックポイントです。ツヤのある塗装は高級感がありますが、汗をかくと手が滑りにくくなることがあります。一方、サラサラとしたサテン仕上げは、スムーズなポジション移動を助けてくれます。

自分にとって最適なネックの形状を選ぶことは、練習時のストレスを軽減し、上達スピードを上げる鍵となります。可能であれば実際に触れてみて、自分の手にしっくりくる感覚を大切にしてください。

音色のバリエーション

ベースには大きく分けて「ジャズベースタイプ」と「プレシジョンベースタイプ」の2種類があり、それぞれ得意とする音色が異なります。自分がどのようなジャンルの曲を弾きたいかによって、この選択肢が変わります。

ジャズベースタイプは、2つのピックアップ(マイク)を搭載しており、繊細な音から力強い音まで幅広く作ることができます。ポップス、ロック、ジャズなど、どんなジャンルにも馴染むため、最初の1本として非常に人気が高い形式です。

対してプレシジョンベースタイプは、骨太でパワフルな低音が特徴です。ロックやパンクなど、アンサンブルの中で存在感のある低音を響かせたい場合に最適です。音のバリエーションは少ないですが、その潔いサウンドは多くのプレイヤーに愛されています。

最近では、両方のピックアップを搭載した「PJタイプ」と呼ばれるモデルもあり、より多彩な音作りが可能です。自分の好きなアーティストが使っているベースの形を参考にしながら、音色の傾向を確認してみましょう。

本体の重量とバランス

エレキベースは、エレキギターと比較しても重い楽器です。一般的なベースの重量は約4kg前後ですが、重いものだと5kgを超えることもあります。この重さは、長時間の練習において肩や腰への負担に直結します。

特に、立って演奏する場合には、楽器の「重量バランス」も重要です。ボディに対してヘッドが重すぎると、ストラップで吊るした際にヘッドが下がってしまう「ヘッド落ち」という現象が起き、左手で常にネックを支えなければならなくなります。

軽量なバスウッド材などを使用したモデルは、体への負担が少なく、初心者や女性でも扱いやすいのが特徴です。しかし、重い楽器ほど低音がどっしりと響く傾向があるため、音質と持ち運びやすさのバランスを考える必要があります。

家での練習がメインであっても、座って弾く際にボディが滑り落ちないか、自分の体力で無理なく支えられる重さかを確認しましょう。重すぎる楽器を選んでしまうと、自然と練習から足が遠のいてしまうリスクがあるため注意が必要です。

ブランドの信頼性と評判

ベースを始める予算を決める際、どのブランドを選ぶべきかは非常に大きな悩みどころです。歴史のある有名なブランドは、長年のノウハウに基づいた確かな品質と、徹底した検品体制を持っています。

例えば、ヤマハやバッカス、フェンダー(スクワイヤー)といった大手ブランドは、安価なエントリーモデルであっても「楽器としての最低限の基準」をクリアしています。これにより、チューニングが安定しない、フレットで手を切るといった致命的な初期不良を避けることができます。

また、有名ブランドの楽器は、もし将来的に上位機種へ買い替えることになった際、中古市場での需要が高いため、下取りや売却時の価格が安定しているというメリットもあります。

ネット上の口コミや評判をチェックする際は、単に「音が良い」という感想だけでなく、「アフターサポートの有無」や「長年使っている人の声」に注目してみてください。信頼できるブランドを選ぶことは、安心して音楽生活をスタートさせるための最も確実な投資と言えるでしょう。

購入前に確認すべき注意点と長く使うコツ

初期不良の有無を確認

ベースが手元に届いたら、まずは初期不良がないか入念にチェックしましょう。どんなに信頼できるブランドでも、配送中のトラブルや製造時の見落としがゼロとは言い切れません。

具体的には、全てのノブ(つまみ)を回してみてガリガリというノイズが入らないか、各弦を全てのフレットで鳴らしてみて、ビビり(変な雑音)や音が詰まる場所がないかを確認します。また、シールドを挿し込むジャック部分がグラグラしていないかも重要です。

もし通販で購入した場合は、到着から数日以内に連絡をしないと初期不良として対応してもらえないことがあります。届いてすぐに弾きたい気持ちを抑えて、まずは検品を行う習慣をつけましょう。

少しでも「おかしいな」と感じる部分があれば、我慢して使わずに購入店へ相談することが大切です。正常な状態の楽器で練習を始めることが、変なクセをつけずに上達するための第一歩となります。

適切な湿度での保管

ベースはデリケートな木材で作られているため、湿度と温度の変化に非常に敏感です。日本の気候は四季の変化が激しく、特に冬の乾燥と夏の湿気は楽器にとって大きな脅威となります。

理想的な湿度は40%〜50%程度とされています。湿度が低すぎると木が収縮して指板にヒビが入ったり、フレットが飛び出してきたりすることがあります。逆に湿度が高すぎると、ネックが大きく反ってしまう原因になります。

保管する際は、直射日光が当たる場所やエアコンの風が直接当たる場所は絶対に避けてください。また、長期間弾かない場合でも、ケースの中に湿度調整剤を入れておくことで、ある程度のトラブルを防ぐことができます。

最も効果的なメンテナンスは「毎日触ること」です。毎日楽器を手に取ることで、湿度の変化によるネックの異変にもいち早く気づくことができ、深刻な故障になる前に対応することが可能になります。

指板のクリーニング法

演奏後のメンテナンスとして欠かせないのが、指板(指で押さえる板の部分)のクリーニングです。演奏中の手汗や皮脂は弦や指板に付着し、放置すると汚れがこびりつくだけでなく、弦のサビを早めてしまいます。

練習が終わったら、必ず柔らかいクロスで弦と指板を拭くようにしましょう。これだけでも楽器の寿命は大きく変わります。また、弦交換のタイミングに合わせて、専用のレモンオイルやオレンジオイルを使って指板を保湿・清掃するのが理想的です。

ただし、オイルの使いすぎには注意が必要です。過剰に塗りすぎると木材が柔らかくなりすぎ、フレットが浮いてしまう原因になることもあります。半年に一度、薄く伸ばして拭き取る程度で十分です。

指板が綺麗に保たれていると、指の滑りが良くなり演奏性が向上します。また、見た目も美しく保てるため、楽器への愛着がより一層深まるはずです。日々の小さなケアを積み重ねて、常にベストなコンディションを維持しましょう。

定期的なネックの調整

ベースを弾き続けていると、弦の張力や環境の変化によって、必ずと言っていいほどネックが反ってきます。ネックが反ると、弦が高くなって弾きにくくなったり、特定の場所で音が鳴らなくなったりします。

多くのベースには「トラスロッド」という金属製の棒がネックの中に埋め込まれており、これを回転させることで反りを修正できるようになっています。自分での調整が不安な場合は、無理をせずに楽器店の修理工房へ持ち込むのが賢明です。

調整のタイミングとしては、季節の変わり目(半年に一度程度)が目安です。「最近、弦が浮いている気がする」「以前より指に力が必要になった」と感じたら、調整のサインかもしれません。

定期的にプロの調整を受けることで、ベースは10年、20年と使い続けることができます。自分の楽器の状態を知り、適切なタイミングでメンテナンスを行うことは、プレイヤーとしての成長にも繋がります。

最適な予算でベースの演奏を楽しもう

ベースを始める予算について、初期費用からメンテナンスまで詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。楽器を始める上で、予算設定は非常に現実的で重要な問題です。しかし、最も大切なのは「この楽器で演奏したい!」というワクワクする気持ちです。

まずは3万円から5万円程度の予算を確保できれば、長く愛用できる信頼性の高い1本を手に入れることができます。もし予算が限られていても、今回ご紹介したようなコストパフォーマンスに優れたモデルを選ぶことで、十分に素晴らしいスタートを切ることが可能です。

ベースは単なる音楽の道具ではなく、あなたの日常を豊かにし、新しい世界を広げてくれる最高のパートナーになります。自分に合った予算とモデルを見つけたら、あとは勇気を持って最初の一歩を踏み出すだけです。

弦を弾いた瞬間に体に響く重低音の心地よさは、実際に手に入れた人だけが味わえる特別な特権です。この記事が、あなたの新しい音楽生活の良きガイドとなれば幸いです。素敵なベースライフをぜひ楽しんでください。

幅広く使い勝手の良い音、バランスの良い弾き心地を追求した初心者用のエレキギターセット。
色も豊富!まずは音を鳴らしてエレキギターを楽しもう!

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この記事を書いた人

4歳でピアノを始め、大学ではキーボード担当としてバンド活動に没頭。社会人バンドも経験し、長年「音を楽しむ」スタンスで音楽と向き合ってきました。これから楽器を始めたい人や、バンドに挑戦してみたい人に向けて、音楽の楽しさを発信しています。

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