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コードチェンジが遅いと感じたらまず試すべき3つの方法|指の動かし方とテンポ感を整えて速さを出す

ギターのコードチェンジがもたつくと、好きな曲のテンポに乗れなかったり演奏に自信が持てなくなったりします。短時間で効果が出るコツは、無理に速くするのではなく「止まらずに安定して音を出す習慣」をつけることです。ここでは練習の順序や指使いの考え方、具体的なトレーニング方法を段階的に紹介します。今日から続けられるやり方を中心にまとめましたので、自分のペースで試してください。

目次

コードチェンジが遅いならまずこの3つを試そう

ゆっくり正確に弾く習慣をつける

最初はテンポを落として、一音一音を確実に鳴らすことを重視してください。ゆっくり弾くことで指の位置や力加減が明確になり、間違いや無駄な動きが見つかります。毎回すべての弦がきれいに鳴るかを確認しながら練習しましょう。

慌てずに弾くことで脳と手の連携が整い、結果的に速さが出ます。弦を押さえる前に指の角度や爪先の位置を確認し、無意味な力みを抜くことを意識してください。練習は1回ごとに短い休憩を入れると集中力が続きます。

共通する指の位置を見つける

多くのコードチェンジは指の「共通部分」を活用できます。たとえばGからEmへの移行で動かさなくていい指を見つけ、そこを基準に動きます。共通指を意識すると全体の移動量が減り、チェンジがスムーズになります。

まずはコードごとにどの指が動かないかを書き出すと分かりやすいです。視覚化すると練習時に迷いが減り、次第に無意識に共通指を残せるようになります。これだけでチェンジの安定感が格段に上がります。

動かす指を先に決める

コードチェンジの瞬間に迷わないよう、移動させる指をあらかじめ決めておきます。動かす指だけを短時間意識して動かす練習を繰り返すと、全体の動きが連動してついてきます。特に複雑な形のときは「この指を先に動かす」と決めておくと混乱が減ります。

指の動きを順序立てて考えることで、無駄な空振りや弦に触れるミスが減ります。決めた順序をゆっくり繰り返し、慣れてきたらテンポを少しずつ上げていきましょう。

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コードチェンジが遅くなる主な原因

指の押さえが弱くて音が安定しない

指に力が入らないと弦がきちんと沈まず、音が擦れたり鳴らなかったりします。そうなると弾き直しが増え、チェンジに時間がかかる原因になります。指先の真ん中で弦を押し、指板に近い位置で押さえる練習をしてみてください。

力を入れるときは手首や腕全体で支えず、指の関節を意識して短く深く押さえるのがコツです。無理に力を入れすぎないようにして、正しい角度と位置で押さえる習慣をつけましょう。

移動する指が決まっていない

どの指を動かすか決めていないと、チェンジ時に迷って余計な時間が生まれます。特にコード進行が速い曲では、動かす指を即座に判断できないと間に合いません。移動する指を事前に決め、何度も反復して身体に覚えさせることが重要です。

紙に指の動きをメモするだけでも視覚的に理解しやすくなります。繰り返し練習することで判断が速くなり、無駄な動きが減ります。

共通部分をいったん離してしまう

共通指を離してしまうと、再度位置を探す手間が発生します。共通部分をキープする意識を持つことで、チェンジはずっと楽になります。動かす指だけを動かすイメージで弾く練習をすると習得が早いです。

テンポ管理ができていない

テンポ感がつかめないと、どのタイミングでチェンジするかが曖昧になります。メトロノームやドラムトラックを使い、決められた拍に合わせてチェンジする練習をするとよいです。テンポに対する意識が高まると、自然にチェンジのタイミングが安定します。

ギターの持ち方や姿勢に問題がある

姿勢が悪いと手首や腕の動きが制限され、スムーズなチェンジが難しくなります。椅子の高さやギターの角度を調整し、リラックスした姿勢で弾くことを心がけてください。肩や手首に力が入らない体勢が理想です。

練習のやり方が散発的で定着しない

短時間で不規則な練習だと上達が遅くなります。決まった時間に短くても毎日続けることが効果的です。目標を小さく分けて、同じフレーズを数分単位で繰り返す習慣をつけると上達の実感が出やすくなります。

押さえが速くなる指トレと練習法

短いフレーズを繰り返して正確さを上げる

短いコード進行やフレーズを選び、何度も繰り返して正確性を高めます。1回あたり30秒〜2分程度を区切って繰り返すと集中しやすいです。重要なのは一回ごとに音を確認することなので、速さよりも確実に鳴らすことを優先してください。

人差し指を軸にして移動する練習

多くのコードで人差し指は共通部分になることが多いので、人差し指を軸にして他の指を動かす練習をしてみましょう。軸を持つことで手全体の安定感が増し、素早いチェンジが可能になります。まずはゆっくりから始め、慣れてきたらテンポを上げていきます。

バレーを分割して少しずつ慣らす

バレーコード(バレー)は一度に全弦を押さえようとせず、まずは低音弦だけ、次に中音、最後に高音という風に分けて押さえる練習が有効です。段階を踏むことで指の負担が減り、長時間の練習でも疲れにくくなります。

弱い指だけで押さえるトレーニング

薬指や小指など弱い指だけで押さえる練習を取り入れると全体の押さえが強くなります。1本指でコードの一部を作る練習を短時間で繰り返すと、力がついてきます。日常的に少しずつ行うと効果が出やすいです。

指ごとの独立運動を取り入れる

指の独立性を高める練習として、他の指を固定して特定の指だけを何度も動かす練習があります。例えば1弦で人差し指は固定し、中指だけで異なるフレットを押さえるなど。指ごとの動きを分けて鍛えることで、チェンジ時の混乱が減ります。

曲で身につけるテンポ練習と応用

メトロノームでテンポを段階的に上げる

メトロノームを使って、今弾ける最も遅いテンポから始めます。安定して弾けるようになったら5〜10%ずつテンポを上げていきます。急に速くするとフォームが崩れるので、少しずつの上げ幅を守ってください。

頭拍だけから始めて音を増やす

まずは曲の頭拍(ダウンビート)だけでコードを押さえる練習を行い、慣れたら裏拍や細かい音を追加していきます。段階的に音を増やすことでテンポへ対応しやすくなり、リズム感も育ちます。

歌いながら弾いてリズムを安定させる

メロディや歌を口ずさみながら弾くと、タイミングが取りやすくなります。歌に合わせてコードを切り替えることで、演奏の流れを掴みやすくなります。歌詞のフレーズに合わせたチェンジの練習は本番力を高めます。

難所をループして短時間集中で練習する

曲の中で特に遅くなる箇所を切り出して短いループで集中して練習します。1回あたり30秒〜1分の集中を数回繰り返すと効果的です。少し休憩を挟みながら行うと疲労でフォームが崩れるのを防げます。

曲全体で速さを確認して仕上げる

部分練習が安定したら、曲全体を通してテンポを確認します。通し練習は体力や集中力の確認にもなり、本番でのつながりを作る大切な工程です。必要なら最後にもう一度難所だけ短く確認して終わりにします。

今日からできるコードチェンジの速さ改善法

毎日10分でも続けることが効果的です。まずはゆっくり正確に弾くことを心がけ、共通指と動かす指を意識して練習してください。メトロノームを使ってテンポを管理し、短いフレーズや難所を繰り返すことで安定感が増します。

実践の流れ例:

  1. ウォームアップ(2分)— 指のストレッチと単音のトレーニング
  2. 共通指を意識した短フレーズ練習(4分)
  3. 曲の難所ループ(3分)— メトロノームでテンポ調整
  4. クールダウン(1分)— 軽く弾いて終える

毎日の積み重ねで自然にチェンジが速くなります。無理をせず、自分のペースで継続してみてください。

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この記事を書いた人

4歳でピアノを始め、大学ではキーボード担当としてバンド活動に没頭。社会人バンドも経験し、長年「音を楽しむ」スタンスで音楽と向き合ってきました。これから楽器を始めたい人や、バンドに挑戦してみたい人に向けて、音楽の楽しさを発信しています。

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