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ギターとベースは見た目でこう見分ける!弦・ネック・ボディのチェックポイント

ギターとベースは似た雰囲気でも、見た目の違いを知るだけで用途や弾きやすさがすぐわかります。まずは外観の要素を順にチェックするだけで、どちらかを瞬時に判別できます。この記事ではわかりやすいポイントを写真がなくても想像しやすい言葉でまとめますので、楽器店やライブ会場で見分けたいときに役立ててください。

目次

ギターとベースの違いを見た目で簡単に見分ける方法

弦の本数をまず見る

弦の本数は一番手早い見分け方です。一般的なエレキギターやアコースティックギターは6本弦が標準で、クラシックも同様です。一方でベースは通常4本弦が基本で、5弦や6弦のベースもありますが、弦が太めである点が目立ちます。

ライブや店頭で楽器をざっと見たとき、ネックを正面から見て弦の本数を数えるだけでかなりの確率で判別できます。もし弦が4本ならほぼベースと考えてよく、6本ならギターです。弦の本数だけで判断がつかない特殊な楽器もありますが、まずはこの目安を使うと早いです。

弦の太さで差がわかる

弦の太さは見た目で分かりやすい特徴です。ベース弦は低音を出すために非常に太く巻かれているのが多く、遠目にも太さがわかります。ギター弦は細めで、特に高音弦はかなり細く見えます。

楽器を横から見ると弦の存在感や影が違って見えますし、指板の隙間に対する弦の占有率も変わります。太い弦はテンションが強く見えるので、ベースの重厚な印象と結びついて見分けられます。弦交換後やコーティング弦だと違いがわかりにくい場合もありますが、通常は太さで判断できます。

ネックの長さを比べるとわかりやすい

ネックの長さ(スケール)は見た目でも差が出ます。ベースは低音域を確保するためにネックが長く設計されており、ボディからヘッドまでの距離が明らかに長い印象になります。ギターはそれに比べてネックが短めで、全体のバランスがコンパクトです。

ネックの長さは弦の間隔やフレット数の見え方にも関係します。長いネックはフレットが詰まって見え、指板が細長く感じられます。実際の弾きやすさにも影響しますが、視覚的にはネックの長さを比べるのが早い判別手段です。

ボディの大きさと形で判断する

ボディ形状はジャンルやモデルごとに多様ですが、一般的にベースは大きく厚めのボディを持つことが多く、低音を支えるために存在感があります。ギターは比較的薄くて小型のボディが多く、演奏姿勢や取り回しが軽い印象です。

ただしセミアコやアコースティックなど例外もありますので、ボディの厚みや空洞の有無も合わせて見ると正確です。形状は見た目の判断材料として有効で、丸みやカットの入り方も手がかりになります。

ヘッドやブリッジの違いをチェックする

ヘッド(ヘッドストック)の形やペグの配置も見分けポイントです。ベースはチューニングペグが大きく、ヘッドに占める割合が目立つことが多いです。ギターのペグはやや小さく、左右対称や3対3配置など多様です。

ブリッジ周りを見ると、ベースは弦をしっかり固定するための大型ブリッジが使われることが多く、弦の取り回しが太く見えます。ギターはブリッジがコンパクトで、サドルの数や構造が細かく見えることが多いです。これらを総合して見れば、見分けはかなり確実になります。

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見た目で分かる構造の違いを詳しく見る

弦の本数と配列の違いを確認する

弦の本数だけでなく、配列の仕方にも差があります。ギターは6本が基本で、弦同士の間隔が比較的狭く均等です。ベースは4本が主流で、弦と弦の間隔が広めで太さの違いが目立ちます。

また、5弦や6弦ベースがある場合、低音側に追加されるのが一般的で、弦の配列が非対称に見えることがあります。弦の巻き方やエンドの処理も観察ポイントです。ネック上での弦の並び方で、指弾き向けかピック向けかのイメージもつかめます。

弦の太さ和素材で特徴をつかむ

弦の素材や巻き方も外見に影響します。ニッケル巻きやステンレス巻きなどで表面の光沢が異なり、色味で判断できることがあります。ベース弦は巻きが粗めで太く見え、ギター弦は細かい巻きやコーティングで細く見えます。

弦の色や艶、巻き末端の処理を見ると楽器の用途やコスト帯も想像できます。ライブ中心の楽器は堅牢な巻きにしてあることが多く、繊細なアコースティックは光沢やコーティングに工夫があります。

スケール長でネックの印象が変わる

スケール長(ナットからブリッジまでの長さ)は見た目で印象が変わります。長いスケールはフレット間が広く見え、ネック全体が細長く感じられます。短めのスケールはフレットが詰まって見え、取り回しやすそうな印象になります。

この差は演奏感にも関わりますが、視覚的にはフレット間隔とネック長さのバランスでどちらか判断しやすくなります。楽器カタログやラベルがあればスケール数値で確かめると安心です。

ボディの厚みと空洞の有無を比べる

ボディの厚みや空洞の有無は音の作り方に関わります。ソリッドボディは薄めでも重量感があり、ホロウやセミホロウは厚みがあって空洞が見えることがあります。アコースティックは明らかに空洞が大きく、サウンドホールが目立ちます。

ベースは低音の共鳴を得るために厚めのボディや大きめの空洞を採るモデルもあります。見た目で空洞の形やサウンドホールの位置を確認すると、音の傾向まで想像しやすくなります。

ヘッド形状とチューニングペグの配置を見る

ヘッド形状はブランドやモデルの個性が顕著に出る場所です。ペグの配置も見分けに役立ちます。ギターは3対3配置や6連(片側)など多彩ですが、ベースは4連や2対2が多めで、ペグ自体が大型です。

ペグの大きさとギア比の見た目から、弦のテンションや微調整のしやすさが想像できます。ヘッドのシェイプで楽器のジャンルや設計思想も読み取れることがあります。

ピックアップやコントロールの外観差を探す

ピックアップの数や形、位置は見た目で音の傾向を推測しやすい要素です。ギターはシングルコイルやハムバッカーが多数組み合わされ、複数のコントロールノブやスイッチが付くことが多いです。ベースは大きめのピックアップを1〜2個搭載するケースが多く、ローエンド重視の設計が見て取れます。

コントロールパネルの数や配置で用途が想像できます。イコライザーやプリアンプの有無も外観から判断しやすいポイントです。

パーツ別に見た外観の注目点

ピックアップの形と数で音色を予想する

ピックアップは形と数で音色の目安がつきます。シングルコイルは細長く、明るめの音が出やすい見た目です。ハムバッカーは横長で二重構造に見え、厚みのある音が予想できます。

ベースは大きなマグネットやエンドに近い位置に配置されたピックアップが低音を強調する設計が多いです。複数ピックアップの場合は切り替えや混ぜ合わせで音色の幅があると判断できます。

ブリッジの種類と弦の固定方法の差

ブリッジは弦をどう固定するかで形が変わります。弦をボディ後方に通すタイプ、トップで固定するタイプ、トレモロ付きの複雑なタイプなどがあり、見た目で作りがわかります。ベース用ブリッジはサドルが大きく、弦の受け止め方が頑丈に見えます。

弦の固定方法はメンテナンス性やチューニング安定性に関係しますが、視覚的には弦の通り道やアンカーの有無で用途を想像できます。

ナット幅と指板の見え方の違い

ナット幅はネックの先端での弦間隔を決める部分で、幅が広ければベース寄り、狭ければギター寄りの印象になります。指板の見え方も弦の占有率やポジションマーカーの配置で判断できます。

幅の違いは弾き方にも影響しますが、外観だけでどちらが向いているかを推し量るには有効な指標です。

フレット数やフレット間隔の確認ポイント

フレット数やフレットの間隔はスケール長と密接に関連します。高音域を多く取る設計のギターはフレット数が多いものがあり、ベースは比較的フレットが少なく見えることがあります。フレット幅や仕上がり具合も確認ポイントです。

フレットの状態や打ち込み方で演奏のしやすさやメンテ時期の目安も読み取れますので、外観チェックの際は注意深く見てください。

ジャックや配線の位置で用途を判断する

ジャックや配線の位置は使い勝手に直結します。ボディ側面にジャックがあるもの、ピックガードにまとめられているものなど配置は多様です。エフェクトやアンプ接続の利便性を考えた設計かどうかが見た目で伝わります。

また、バッテリーボックスやプリアンプの蓋があるとアクティブ回路搭載の可能性が高く、ベースでよく見られる仕様です。

見た目から演奏スタイルや用途を想像する

弦本数が示すおおよその音域

弦本数は音域の広さを暗示します。4弦ベースは低域を中心に支える役割が想像でき、5弦や6弦はさらに低音や高音のレンジを拡張します。ギターは6弦が標準でメロディやコード演奏に向いている外見です。

見た目で弦本数をチェックすると、バンドでの役割や楽曲での使われ方が想像しやすくなります。弦数が多い楽器はテクニカルな演奏にも向く傾向があります。

ネックの幅や厚さが弾きやすさを示す

ネックの幅や厚みは握りやすさに直結します。幅広で厚手のネックは指が太い人やポジション移動が安定するのが特徴です。逆に薄くて細いネックは速いフィンガリングに向いている印象です。

外観からネックの断面を推測すると、自分に合う弾きやすさが分かります。試奏の前にある程度の目安をつかむのに役立ちます。

ボディ形でライブ向けか家庭用かを推測する

ボディの形や装飾から用途を判断できます。頑丈でシンプルなソリッドボディはライブで扱いやすく、派手な塗装や薄いセミホロウはステージ映えや家庭での演奏向けに見えることがあります。

携帯性や耐久性を重視した作りか、音響特性や見栄えを重視した作りかを外観で判別すると、どんな場面で使われやすいかを想像できます。

ピックアップ位置で音の傾向を読み取る

ピックアップの位置は音の出方を示唆します。ブリッジ寄りのピックアップは明るく切れのある音、ネック寄りは温かみのある低音寄りの音になります。複数配置ならポジションで音色を切り替えられる設計です。

見た目でピックアップ位置をチェックすると、弾き方や好みに合うかどうかを判断できます。

装飾や仕上げで耐久性や用途を判断する

塗装の厚さやラッカーかウレタンかといった仕上げ、金属パーツの耐久性は外観からある程度わかります。堅牢に見える仕上げはツアーやハードな使用に耐えそうですし、手作り感のある仕上げは室内演奏やコレクション向けに見えます。

装飾の有無や素材感から、メンテナンス頻度や扱い方のイメージが湧きますので、購入前の見た目チェックに役立ててください。

見た目で選ぶときの簡単チェックリスト

  • 弦の本数:4本ならベース、6本ならギターをまず想定する
  • 弦の太さ:太ければベース、細ければギター寄り
  • ネック長さ:長めはベース、短めはギターの傾向
  • ボディ厚み:厚ければ低音寄せ、薄ければ取り回し重視
  • ヘッドとペグ:大型ペグはベース、配置でモデル判別
  • ピックアップ位置と数:位置で音の傾向を推測、数で音色の幅を判断
  • ブリッジと弦固定:頑丈ならライブ向け、複雑なら調整重視
  • ナット幅と指板:幅広はベース寄り、狭いとギター向き
  • ジャックや電池ボックス:アクティブ回路の有無をチェック

上の項目を順に見れば、写真や実物を前にしたときに素早く判断できます。自分の演奏スタイルや用途に合うかどうかの目安にもなるため、購入前や下見の際に活用してください。

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色も豊富!まずは音を鳴らしてエレキギターを楽しもう!

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この記事を書いた人

4歳でピアノを始め、大学ではキーボード担当としてバンド活動に没頭。社会人バンドも経験し、長年「音を楽しむ」スタンスで音楽と向き合ってきました。これから楽器を始めたい人や、バンドに挑戦してみたい人に向けて、音楽の楽しさを発信しています。

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