ギターのカッティングとは何か?リズムが変わる4つのポイントをわかりやすく解説

ギターのカッティングは、曲のグルーヴや空気感を大きく左右します。短く鋭く切る音や、こもったミュート音を組み合わせることでリズムが締まり、楽曲全体が生き生きとしてきます。初心者でも押さえるべきポイントは少なく、右手と左手の役割を分けて練習すると早く身につきます。ここでは基本からリズムパターン、練習法、機材の選び方まで、すぐに試せる内容をわかりやすく紹介します。

目次

ギターのカッティングとは これだけでリズムが変わるポイント4つ

カッティングはリズムを作る重要な役割を担い、曲のノリを決めます。ポイントは「音の長さ」「右手の刻み」「左手のミュート」「アクセントの置き方」の4つです。これらを意識するだけで、同じコード進行でも印象が大きく変わります。

まず音の長さは短く切ることが基本で、余韻を残さないために右手と左手を協調させます。次に右手はテンポに正確に振ることが大事で、振り幅を一定にすると安定したリズムが作れます。左手のミュートは音の密度をコントロールして、不要な響きを抑えることで音が引き締まります。

アクセントは小さな変化で大きな効果があります。強めに弾くビートを決めるだけでグルーヴが生まれます。これら4つを意識して練習すれば、バンドや弾き語りでのリズム感がぐっと向上します。

カッティングは音を短く切る奏法

カッティングは弦を弾いた音を短く切ることでリズムを強調する奏法です。余韻を残さないために、弾いた直後に音を止めるテクニックが求められます。短く切ることでビートがはっきりし、曲全体の締まりがよくなります。

音を短くする方法としては、左手で軽く弦に触れてミュートするやり方が基本です。右手のピッキングだけで切る場合もありますが、左手ミュートを組み合わせるとより正確に音長をコントロールできます。力加減は弱すぎず強すぎず、音の「切れ」を意識してください。

また、短く切る際はテンポに合わせたタイミングが大切です。タイミングがずれるとノリが崩れるので、まずはゆっくりしたテンポで正確に切る練習をします。慣れてきたらテンポを上げて安定させていきます。

短く切ることで生まれる隙間も音楽の一部です。隙間をどう使うかでグルーヴに表情が出ます。余白を恐れず、音と無音をバランスよく配置してください。

右手で細かく刻むのが肝心

右手はテンポを体で感じながら一定の振り幅で刻むことが重要です。ピックや指を使ってリズムを刻むとき、動きが小さく早いほど安定したカッティングになります。手首中心の小さな動きを心がけてください。

ピッキングは力任せに大きく振らず、リズムを正確に刻むことに集中します。拍の頭をしっかり取ることでグルーヴが生まれ、アクセントの位置を意識すると表情をつけられます。弱い音と強い音の差をつける練習も有効です。

指で弾く場合は、爪の長さや角度で音色が変わります。爪があるとアタックがはっきりし、指肉のみだと柔らかめの音になります。どちらが曲に合うか試してみてください。

最後に、右手だけでリズムを作ろうとせず、左手ミュートと連携させることが安定したカッティングにつながります。両手の動きを合わせる練習から始めましょう。

左手のミュートで音を整える

左手のミュートはカッティングの「切れ味」を作る要になります。弦に軽く触れることで不要な余韻を抑え、短い音を正確に出せます。ミュートの強さや位置で音の雰囲気が変わるため、細かく調整することが大切です。

ミュートは指の腹や側面を使って弦に軽く触れるのが基本です。コードを押さえたまま人差し指や手のひらの一部を使って隣の弦を少し触れ、不要な鳴りを抑えるとクリアになります。力を入れすぎると音が完全に消えてしまうので、加減を覚えましょう。

ミュートの位置でも響きが変わります。ブリッジ寄りでミュートすると高域が残り、ネック寄りでミュートするとこもった音になります。曲のジャンルや求める質感に応じて使い分けると表現の幅が広がります。

日常的な練習では、まずは一つの弦でミュートと弾く動作を繰り返し、次にコード単位でミュートを組み合わせると身につきやすいです。

ポップスやファンクで多用される

カッティングはポップスやファンク、R&Bなどのジャンルで多く使われます。リズムの要として曲のノリを支え、ベースやドラムと絡んでグルーヴを作る場面が多いです。曲のジャンルに合わせたタッチが重要になります。

ポップスでは明るく軽いカッティングが好まれることが多く、コードの響きを程よく残す弾き方が向いています。一方ファンクではより短く鋭いカッティングが多く、休符やブラッシングを活かして複雑なリズムを作ります。どちらもビート感を大切にする点は共通しています。

バンドで演奏するときはベースやキックとリズムを合わせる意識が必要です。カッティングがズレると全体のグルーヴが崩れるため、他の楽器との呼応を意識して演奏しましょう。

変化をつけたい場合はアクセントの位置やブラッシングを加えると表情が出せます。曲の雰囲気に応じて使い分けてください。

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カッティングの基本 弾き方と左右の手の使い方

カッティングの基本は左右の手を役割分担して動かすことです。右手がリズムを刻み、左手が音の長さやニュアンスを整えます。最初はゆっくり確実に動きを合わせることを意識してください。

リズムを安定させるためには拍の取り方とアクセントの位置を意識します。テンポに合わせて右手を一定に振り、左手で余韻をコントロールするとリズムが整理されます。段階的な練習で自然と身についていきます。

右手は振り幅を一定に保つ

右手の振り幅を一定に保つことはリズムの安定に直結します。大きくばらつくと音量差が不均一になり、ノリが崩れてしまいます。手首を中心に小さくリラックスして動かすのがコツです。

練習ではメトロノームに合わせて一定の振り幅で弾くことを繰り返します。速いテンポでも振り幅が小さいほど正確な刻みがしやすくなります。また、強弱をつけたいときは振り幅ではなくアクセントのタイミングで表現すると安定します。

ピックや指の持ち方も影響するので、自分に合った握り方を試してみてください。疲れにくい持ち方が長時間の演奏では役立ちます。

ピックの角度と当て方で音が変わる

ピックの角度や当て方でアタック感や音色が変わります。ピックを立て気味に当てると硬めで切れのある音になり、寝かせ気味にすると丸みのある音になります。曲に合わせて使い分けると表現の幅が広がります。

当て方の微調整でノイズの出方や弦の擦れ感も変わります。浅く弦に当てると明るい音になり、深く当てるとフルに鳴る傾向があります。練習では同じフレーズを角度を変えて弾き、どの音が曲に合うか確かめてください。

また、ピックの材質や厚さも音色に影響するため、複数試して好みを見つけると良いでしょう。

左手は弦を軽く触れてミュートする

左手は弦を軽く触れてミュートすることで音の長さを調整します。コードを押さえる指を柔らかく使い、不要な弦に触れて不要音を抑えると音が引き締まります。指先だけでなく手のひらを部分的に使うこともあります。

ミュートの強さは弾く曲や使う弦で変えましょう。軽く触れるだけで効果が出る場合もあるので、指の力を抜いて微調整する練習が必要です。最初は一弦ずつ確認してからコード単位で行うと効率的です。

ミュートを意識するとリズムの正確さが増し、他の楽器とのアンサンブルでも安定感が出ます。

弦の位置で響きが変わる

弦を弾く位置で音の響きは大きく変わります。ブリッジ寄りで弾くと明瞭で鋭い音になりますし、ネック寄りでは柔らかく丸い音になります。曲の求める質感に応じて位置を選ぶことが大切です。

位置を変えるだけで倍音の出方やサスティンの長さが変わるため、同じフレーズでも印象が大きく変わります。練習では同じフレーズを複数の位置で弾き、録音して比較すると違いがつかみやすいです。

状況に応じてポジションを使い分けると、演奏の表現力が高まります。

よく使うリズムパターン ブラッシングや休符の入れ方

リズムパターンは曲のジャンルや雰囲気で使い分けます。ブラッシングや休符を上手に使うと単調さを避け、リズムに動きや緊張感が生まれます。基本パターンを覚えたらバリエーションを増やしていきましょう。

ビートの中での空間の使い方が重要で、どこを鳴らしどこを抜くかがグルーヴの鍵になります。強めのビートと抜く部分を計画的に配置することで、演奏が引き締まります。

8ビートの刻み方と応用

8ビートはポピュラー音楽で最も使われるリズムで、拍を均等に刻むのが基本です。ダウンストロークとアップストロークを交互に使い、シンプルなアクセントを乗せるだけで曲にしっかりしたビート感を与えられます。

応用としては、裏拍に軽いブラッシングやミュートを入れて動きを出す方法があります。リズムに変化を付けたいときは、2拍目と4拍目だけ強めに弾くとノリが良くなります。歌や他の楽器との兼ね合いを見て調整してください。

まずはゆっくりメトロノームに合わせて正確に刻む練習をすると、自然に応用も効くようになります。

16ビートで細かく動かす方法

16ビートは細かく刻むことでグルーヴを生むリズムです。小さな動きを積み重ねることで、軽快でダンサブルな雰囲気が作れます。右手は細かく安定して振り、左手で短い音と長い音を組み合わせましょう。

16ビートでは休符やブラッシングを効果的に使うと変化が出ます。細かいアクセントを入れるとリズムの輪郭がはっきりします。最初はゆっくりから始め、徐々にテンポを上げていくのがコツです。

ピッキングの一貫性が重要なので、指やピックの動きを無駄なく保つことを意識してください。

ブラッシングで間を埋めるやり方

ブラッシングは弦を擦るように弾いて、音をほのかに出すテクニックです。音の隙間を埋めるように使うとリズムが滑らかになります。強めにこするとノイズが出るので、力加減を丁寧に調整してください。

ブラッシングは伴奏のバックビートや裏拍で使うと効果的です。コードの形を維持しつつ、指の角度や手のひらの位置を工夫して音量をコントロールしましょう。曲の雰囲気に合わせて細かく使い分けるとよく馴染みます。

空振りと休符でリズムを強調する

空振りや休符を入れることでリズムに緊張感が生まれます。敢えて音を出さない部分を作ることで、次に出る音が強調され、グルーヴが引き立ちます。タイミングが命なので、正確に拍を取る練習が必要です。

空振りは手を動かすが弦に当てない動作で、リズム感をキープしつつ音を抜くのに便利です。休符は有効な表現手段なので、自然に使えるように短いフレーズで練習しましょう。

練習メニュー ステップで安定させる練習法

練習は段階的に負荷を上げることで効率よく身につきます。基本→応用→曲に合わせる流れで進めれば、実際の演奏でも使えるスキルが定着します。無理せず継続することが大事です。

練習時間は短くても毎日続けるほうが効果的です。メトロノームを使い、テンポを少しずつ上げていくと身体が覚えていきます。記録を取りながら進めると上達が実感しやすくなります。

メトロノームでテンポ感を身につける

メトロノームはテンポ感を養うための基本ツールです。まずは遅めのテンポで正確に刻むことから始め、慣れてきたら数拍ごとにアクセントを付ける練習をすると良いです。テンポが安定すると他の楽器との合わせも容易になります。

練習法としては、同じパターンをメトロノームに合わせて繰り返し演奏し、徐々にテンポを上げていく方法がおすすめです。テンポを上げるときは無理せず、確実に弾ける速度を少しずつ伸ばしてください。

単音から複数弦へ段階的に練習する

単音でリズムを刻む練習から始めると動きが整理されます。単音で右手と左手の連携を確認したら、徐々に複数弦やコードに移行していきます。段階を踏むことで混乱を防げます。

単音練習は右手の振り幅や左手のミュートを磨くのに適しています。次に開放弦や簡単なコードを使って同じリズムを試し、最後にフルコードでのカッティングに挑戦します。

短いフレーズを繰り返して精度を上げる

短いフレーズをループして練習すると精度が上がります。1〜2小節のフレーズをメトロノームに合わせて何度も繰り返し、少しずつテンポを上げていきます。繰り返すことで体がリズムを覚えます。

録音して聞き返すと自分のズレや強弱の偏りが見つかります。気づいた点を意識して次の練習に生かしてください。

曲に合わせて実際に弾いてみる

最後は実際の曲に合わせることが大切です。練習したフレーズやパターンを曲で使うと、実戦での課題が見えてきます。バンドやカラオケに合わせて演奏する機会を作ると良いです。

曲に合わせる際は、原曲のリズムや音作りを参考にしつつ、自分のスタイルを乗せてみてください。

音作りと機材の選び方 切れ味を作る設定のコツ

音作りはカッティングの印象を左右します。ピックや弦、アンプやエフェクトの設定を工夫することで切れ味や温かみを調整できます。まずは基本的な組み合わせを試して、自分の好みを見つけましょう。

小さな調整で大きく変わることが多いので、ひとつずつ変えて違いを確認するのが近道です。録音して比較すると変化が分かりやすくなります。

ピックの厚さでアタックを調整する

ピックの厚さはアタックに直結します。薄めのピックは軽やかで柔らかいアタックになり、厚めのピックは強いアタックで音の切れがよくなります。曲のジャンルや好みに合わせて選んでください。

演奏中に持ち替えると感覚が分かりやすいので、複数種類を用意して比較することをおすすめします。材質や形状も音色に影響しますので、試してみてください。

アンプのクリーンとEQの基本設定

アンプはクリーンで中域を少し持ち上げるとカッティングが前に出やすくなります。低域を少し抑えると音が濁りにくく、アタックが際立ちます。まずはフラットから始め、微調整で自分の好みに合わせましょう。

プレイ環境や他の楽器とのバランスも考え、ライブでは会場に合わせてEQを少しずつ変えてください。クリーントーンのままでも十分な場合があります。

軽いエフェクトで広がりを出す方法

リバーブやコーラスを軽く使うと音に広がりが出てリズムが柔らかく聞こえます。ただしかけ過ぎるとカッティングの切れ味が失われるため控えめに使うのがポイントです。ディレイを短めで少量加えるのも効果的です。

エフェクトはプリセットをそのまま使うのではなく、曲に合わせて微調整してください。少しずつ変えて耳で確かめると良い結果が出ます。

ケーブルや接続でノイズを抑える工夫

ケーブルや接続は音質とノイズに影響します。シールドがしっかりしたケーブルを使い、接触不良や緩みがないように確認してください。長いケーブルはノイズや高域の減衰を招くことがあるので必要以上に長くしない工夫も大切です。

また、ギターやアンプのグラウンド不良はハム音の原因になります。電源周りの確認や接続の安定化を意識すると演奏環境が快適になります。

今日から試せるカッティングの始め方

まずは短時間で良いのでメトロノームを使い、8ビートや16ビートで右手の振り幅を一定に保つ練習から始めましょう。次に左手で軽くミュートしながら同じリズムを繰り返し、音の切れを確認します。ピックの厚さや弦を弾く位置も少しずつ試して、自分の好みを見つけてください。

その後は短いフレーズを曲に合わせて弾いてみて、録音して違いを聞き比べると上達が早くなります。小さな変化を積み重ねていけば、自然にグルーヴが出るようになります。焦らず続けてみてください。

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この記事を書いた人

4歳でピアノを始め、大学ではキーボード担当としてバンド活動に没頭。社会人バンドも経験し、長年「音を楽しむ」スタンスで音楽と向き合ってきました。これから楽器を始めたい人や、バンドに挑戦してみたい人に向けて、音楽の楽しさを発信しています。

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