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susコードの魅力と使い方を徹底解説!ギターや作曲で広がる音楽表現

目次

susコードの基本的な意味と特徴

sus コード

susコードは、ポップスやロックなど幅広いジャンルでよく使われる和音です。独特の響きがあり、曲に変化や新鮮さを加える効果が期待できます。

susコードとはどのようなコードか

susコードは、「サスペンデッドコード」と呼ばれます。一般的な三和音(メジャーやマイナーコード)では3度の音が使われますが、susコードではその3度の部分が別の音に置き換えられるのが大きな特徴です。通常は「sus2」や「sus4」と表記され、それぞれ2度または4度の音が加わります。

たとえば、Cコードの場合、通常は「ド・ミ・ソ」の3音が使われます。しかし、Csus4では「ド・ファ・ソ」となり、E(ミ)がF(ファ)に置き換わります。こうすることで、どこか決まりきっていない、浮遊感のある響きが生まれます。このようにsusコードは、コード進行にちょっとした変化やアクセントを与えたいときに役立ちます。

susコードの種類とそれぞれの構成音

susコードには主に「sus2」と「sus4」の2種類があります。それぞれの特徴を簡単な表でまとめます。

コード名構成音例(Cコード)
sus21度、2度、5度ド・レ・ソ
sus41度、4度、5度ド・ファ・ソ

sus2は、3度の音を2度の音で置き換えます。一方、sus4は3度の音を4度の音で置き換えます。どちらも、一般的な三和音とは異なる雰囲気を持っています。それぞれのsusコードは、曲のイメージや雰囲気に合わせて使い分けることができます。

susコードの響きと音楽的な役割

susコードは、どこか不安定で終わりきらない響きが特徴です。これは、通常のコード進行の中で「解決」する前の、期待感を生み出す役割を担っています。

たとえば、sus4コードは次に普通のメジャーコードへ進むと、とても自然に「落ち着く」感じになります。こうした動きは、聴く人に緊張感や盛り上がりを与えるために使われることが多いです。一方、sus2コードもやわらかく開放感のあるサウンドなので、イントロや間奏などでよく利用されます。

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susコードの使い方と活用シーン

sus コード

susコードは曲の中でさまざまな役割を果たします。コード進行にアクセントを加えたり、特定のジャンルで特徴的な使い方をされたりしています。

susコードを使った定番のコード進行例

susコードは、メジャーコードやマイナーコードに一時的に挟み込むように使われることが多いです。たとえば「G – Csus4 – C」といった進行は、ポップスやロックでよく耳にする形です。

他にも「D – Dsus4 – D」や「A – Asus2 – A」など、メインとなるコードにsusコードを加えて動きを作ります。こうすることで、単調になりがちな進行に一瞬の変化が生まれ、聴き手に印象的な流れを届けることができます。susコードの特徴を活かした定番の進行をいくつか覚えておくと、アレンジや作曲がより楽しくなります。

susコードがよく使われるジャンルと特徴

susコードは、ポップス、ロック、フォーク、R&Bなど、さまざまな音楽ジャンルで使われます。特にアコースティックギターを使った楽曲やバンドサウンドでは、その響きが曲全体の雰囲気に大きく影響します。

たとえば、フォークやアコースティック系のバラードでは、柔らかく開放的な響きを活かして使われます。また、ロックやポップスでは、コード進行の山場やサビでsusコードを入れることで、盛り上がりや期待感を演出します。このように、susコードはジャンルを問わず便利に使える和音として重宝されています。

susコードを活用した有名な楽曲

susコードを印象的に使っている有名な楽曲には、以下のようなものがあります。

・「Let It Be」(The Beatles)

・「Every Breath You Take」(The Police)

・「Tears in Heaven」(Eric Clapton)

これらの曲では、susコードの浮遊感や独特の響きが、楽曲の持つ雰囲気やメロディーを際立たせています。名曲のコード進行を分析してみることで、susコードの効果的な使い方を学ぶことができるでしょう。

sus2コードとsus4コードの違いと応用

sus コード

sus2とsus4は似ているようで、実際には役割や響きに違いがあります。それぞれの特徴と応用法について見ていきましょう。

sus2コードの特徴とよくある使い方

sus2コードは、3度の音を2度の音で差し替えることで、明るく透明感のある響きを持ちます。メジャーやマイナーコードほど強い主張がないため、イントロや間奏、エンディングなどでよく使われます。

また、sus2はアコースティックギターのアルペジオや、やさしい雰囲気を出したいシーンにぴったりです。バラードやポップスだけでなく、エレクトロニカやアンビエント系の楽曲でも効果を発揮します。控えめな印象を与えつつ、コード進行にさりげない動きをつけたい場合におすすめです。

sus4コードの特徴と実践的な活用法

sus4コードは、3度の音が4度に置き換わることで、緊張感や期待感を生み出します。解決感のあるメジャーコードやマイナーコードへ進む前に挟み込むことで、聴く人の気持ちを引きつける効果があります。

たとえば、D – Dsus4 – Dという流れはポップスやロックでよく使われる形です。sus4から通常のコードに戻ることで、「落ち着き」や「決着」を感じさせることができます。また、サビの盛り上がりや、曲の山場で強調したい部分にも適しています。

sus2とsus4を組み合わせたコード展開の工夫

sus2とsus4を組み合わせて使うことで、より複雑で印象的なコード進行を作ることができます。たとえば、A – Asus2 – Asus4 – Aという流れは、シンプルでありながらも音の変化を楽しめる展開です。

このようにsus2とsus4を交互に使ったり、連続させたりすることで、曲全体に新鮮な響きを加えられます。また、ギターの場合は簡単な指の動きでこれらのコードを弾き分けることができるため、即興演奏やアレンジの幅も広がります。

ギターや作曲でのsusコードの実践テクニック

sus コード

susコードはギター演奏や作曲・編曲の際にも活躍します。押さえ方や使いどころを知っておくことで、表現の幅を広げることができます。

ギターでのsusコードの押さえ方とコツ

ギターでsusコードを弾く場合、基本形のメジャーコードやマイナーコードのフォームから、指を少し動かすだけで簡単に押さえることができます。代表的な例を表にまとめます。

コードフレット押さえ方(例)コツ
Dsus22フレット2弦・3弦1弦は開放弦にする
Dsus43フレット1弦、2フレット3弦2弦は開放弦にする

susコードは指の動きがシンプルなため、コードチェンジを滑らかに行いやすいです。また、アルペジオやストロークでもきれいに響くので、さまざまなスタイルに応用できます。

曲作りや編曲でsusコードを使う際のポイント

susコードを使う際は、曲全体の流れやメロディーとの相性を考慮することが大切です。sus4は緊張感や期待感を持たせられるので、サビや転調前の山場などで使うと効果的です。

一方、sus2はやさしく穏やかな響きが特徴なので、イントロやアウトロ、静かなパートにおすすめです。どちらのsusコードも、たくさん使いすぎると曲の印象がぼやけてしまうことがあるため、バランスを見て効果的に取り入れましょう。

susコードを使ったオシャレなサウンド作り

susコードは、曲の雰囲気を一気に変えるアイデアとしても役立ちます。たとえば、通常のコード進行にsusコードを一部加えるだけで、洗練された印象を与えることができます。

また、sus2やsus4を複数のコードでまとめて使うことで、ジャズやR&B、現代的なポップスのようなスタイリッシュな雰囲気を演出できます。アレンジの中でsusコードをアクセントとして活用すると、聴き手の印象に残るサウンドを作りやすくなります。

まとめ:susコードを理解して音楽表現の幅を広げよう

susコードは、簡単な仕組みながらも、曲に独自の雰囲気や彩りを加えられる便利な和音です。ギターや作曲、アレンジに取り入れることで、コード進行のマンネリ化を防ぎ、新鮮な響きを生み出すことができます。

sus2やsus4の特徴や使い方を知っておくと、ジャンルやシーンを問わずさまざまな曲作りに応用できます。ぜひsusコードを活用して、音楽表現の幅を広げてみてください。

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この記事を書いた人

4歳でピアノを始め、大学ではキーボード担当としてバンド活動に没頭。社会人バンドも経験し、長年「音を楽しむ」スタンスで音楽と向き合ってきました。これから楽器を始めたい人や、バンドに挑戦してみたい人に向けて、音楽の楽しさを発信しています。

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